【1万円からはじめる暗号資産】4年のサイクルでバブルを繰り返してきた暗号資産市場、これからどうなる?...今後の展望予測【暗号資産バトル 最終節】

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   学生のみなさんとともに、およそ半年にわたって挑戦してきた「1万円からはじめる大学対抗!暗号資産バトル Season4」もいよいよ最終節――。暗号資産(仮想通貨)市場は冬の時代続きだったところに、11月中旬には、仮想通貨取引所のFTXが破産申請という大きなニュースが飛び込んでくるなど、今後の変化を感じさせるシーズンとなった。

   学生トレーダーたちにとっても、苦戦続きに......。北海道大学の花野直樹さんは、近い将来に目を向け、「今まで仮想通貨は、だいたい4年のサイクルでバブルを繰り返してきました。...また次の金融緩和相場で大きく高値をこえていく可能性もあると思います」。

   暗号資産バトルを通じて、暗号資産(仮想通貨)関連ニュースを取り上げ、熱心に解説をしてくれたのが、明治大学の城正人さんだった。そんな城さんが締めくくりの話題として選んでくれたのが、遊ぶことで暗号資産を稼げる「GameFi(ゲーミファイ)」について。その仕組みや、可能性についての解説をお届けする。

これからも続けていくトレード、「次の大相場まで退場しないことが重要」(北海道大学 花野直樹)

   今週はトレードに関してはノーポジでした。

   といっても今週は木曜、金曜の2日間が休場だったため、仮想通貨市場もほとんど動きはありませんでした。

   下に、ビットコイン(BTC)のチャートを添付します。

   月曜日に今年の安値を割って下げましたが、水曜に下げた分を巻き戻し、そこからは動きのない相場となりました。今週の値動きに関しては、僕の目から見る限り、あまりコメントすることはないと思います。

◆今後の値動きはどうなるか?

   ということで、今週の記事では、今後の値動きについてテクニカルの面から書いていきたいと思います。

   まず、チャートを見てみると、今年は一貫して下落トレンドでした。そして、今の価格を見てみると、2017年末につけた高値18500ドルを抜けてしまっています。

   そうなると、次に意識される価格は2019年につけた高値である12300ドルになり、僕はここまでは下がるのではないか、と思っています。

   現在、仮想通貨市場では悲観的なニュースが多いのですが、少し希望的な話をしたいと思います。

   今まで仮想通貨は2013年、2017年、2021年と、だいたい4年のサイクルでバブルを繰り返してきました。この理論でいくと、1~2年で12000ドル台までBTCは下がり、底をつけたあとに、また次の金融緩和相場で大きく高値をこえていく可能性もあると思います。

   ただ、僕は今までの記事で書いた通り、ほとんどのアルトコインはFTTと同じ空箱であり、BTCやETHのようなメジャーな仮想通貨も実需はあるものの、今の価格ですらバブルだと思っています。なので、次の大相場までに、大きな事件や規制が入らなければの話ですが...。

◆今後の戦略は?

   それまでの戦略ですが、とにかく次の大相場まで退場しないということが重要になってきます。

   最近は、米株指数との連動性もはがれ、下落トレンドの中でも上げ下げを繰り返しており、大きく値幅を取ることが難しいと感じています。

   そのため、現物ならなくなってもいいお金で買って3~4年寝かしておく、短期トレードなら欲をかかず腹8分で利食いを行うなどをして、退場しないトレードを行っていきたいと考えています。

保有
6DOT  10月26日1DOT930円で買いエントリー

前週からの損益=マイナス258円
11月25日現在=8659円

◆池田昇太のワンポイントアドバイス
今年の市場は明確に下落していて、仮想通貨業界も全体的に落ち込んでいる様子が見られますね。Terra(テラ)暴落の影響で3AC(スリー・アローズ・キャピタル)やVoyager(ボイジャー)が破産し、それに続いてFTXも破産。11月28日には、FTXの影響を受けてBlockFi(ブロックファイ)も破産申請をしています。
過去の市場を見ると、おっしゃる通りバブルと崩壊を繰り返していますね。それも約4年と短いスパンで起きている出来事ですので、今後もこの流れが続くなら、しばらくは大きな利益は望まず、エグジットルールを守りながらトレードをするとよさそうです。
約半年間のトレードバトル、お疲れ様でした。
花野 直樹(はなの・なおき)
花野 直樹(はなの・なおき)
北海道大学工学部4年
北大金融研究会の所属。ふだんはテクニカル分析を使った株式の短期トレードをしています。やるからには1位をとれるよう、頑張ります!
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