いよいよ勝者同士の「ノックアウト戦」開始! サッカーW杯大興奮の裏で...「最優秀選手」選出に異変が起きていた?!(井津川倫子)

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ファインセーブ連発!GK権田選手も選ばれたのに... 「最優秀選手」に、ある「疑惑」が??

   ノックアウトステージ進出に向けた戦いが繰り広げられるなか、数々のスター選手も登場しています。W杯では試合ごとに最も印象的な活躍をした選手を「man of the match」(マン・オブ・ザ・マッチ)として表彰しています。日本語では「最優秀選手」と訳されることも多いです。

   強国ドイツを破った第1戦では、ファインセーブを連発したGK権田選手が見事、「man of the match」に選ばれています。2002年の日韓大会から制定された賞ですが、今大会のグループリーグでも、メッシ選手やロナウド選手といった「常連」に加えて、新星も多く選出されました。

   ところが、この「man of the match」選出をめぐり、ある「疑惑」が発覚。W杯恒例(?)の賭けの対象から外される、という騒動に発展しているようです。

Bookmakers stop taking bets on World Cup man-of-the-match awards as scammers target voting
(詐欺師の標的になったため、ブックメーカーがW杯最優秀選手のかけを中止した)
scammer:詐欺師

   報道によると、FIFAのウエブサイトでオンライン投票によって選ばれる「man-of-the-match」の選考過程で「不正」が発覚。特定の選手に「あやしい」投票が集中して、賞金金額が跳ね上がるなど、尋常でない動きがみられたようです。

   実際、「man-of-the-match」に選ばれたある選手が、「どうして僕が選ばれたのかわからない。そんなに活躍していないのに...」と不思議がるコメントも紹介されていました。ブックメーカーの調査で、特定の選手に「組織票」を促すSNSの存在や、一人で70票以上投票するアカウントなどが見つかったことから、「賭けを中止にする」という判断にいたったそうです。

   賭けの対象からは外れるものの、FIFAの「man-of-the-match」表彰自体は続けられるようですが、賭けの対象から外れたとたん、不正投票がなくなるかもしれないですね。

   それでは、「今週のニュースな英語」は、「knockout stage」以降の試合の呼び方を紹介します。

final match(決勝)

semi finals(準決勝)

a third place play-off(3位決定戦)

   たしかに、試合結果は操作できないですが、投票で選ぶ「man-of-the-match」なら悪いことを考える輩がいそうです。そんな人たちこそ、W杯の場から「knockout」されてほしいものです。(井津川倫子)

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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