30歳で800万円超!「女性社員の年収企業ランキング」2位電通、3位P&Gジャパン...1位企業は? 40歳で25歳時の2倍以上アップする企業も

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アップ額大きい企業は「成果主義で年功序列がない」

女性社員が積極登用されている(写真はイメージ)
女性社員が積極登用されている(写真はイメージ)

   アップ額の大きい企業のクチコミを見ると、中途入社の場合は「転職で入社したら年収が上がった」「成果主義で年功序列がない」という声がある一方、新卒入社の場合は「職位や入社年次に応じて一気に上がる年代がある」という声があり、入社形態と人事制度によって特徴が分かれているようだ。

   たとえば、こんな案配だ。

セールスフォース・ジャパン「前職の日本企業と比べて年収が2倍になりました。基本給に30時間の残業代が含まれています。超えた分を申請することが可能ですが、月間30時間の残業時間を超える場合はあまりありません。経歴、年齢、性別に関わらず、成果を出せば評価されますし、先に昇進できます。昇進と同時にもちろん給料も上がります。評価基準がはっきり設定されているので、社員たちが公平に評価されている感じがします」(エンジニア)
セールスフォース・ジャパン「給与は高め。福利厚生も充実しており、ウェルビーイング(運動やマッサージなど)に使えるお金も毎月一部支給される。その他の福利厚生もさまざまあり、すべてを使いこなすことができれば、かなり手厚い手当になっている。実力を見たきちんとした評価制度。ポジションにもよるが、比較的上のポジションで入ると、役職自体は上がりにくい印象」(カスタマーサクセス)
アマゾンジャパン「基本給に加えてRSU(譲渡制限付株式ユニット)の付与が評価に応じてある。部署によるが、同年代の平均年収は超えてくる。個人ターゲットへの達成率、チームへの貢献度、担当プロジェクトのビジネス貢献度など、自分から仕事を進められたか、来期以降の改善につなげられる動きができたかなど、すべてにおいて数字で表せる結果が出せた人が評価される。ある意味シンプルで風通しがよいと感じる。年功序列は一切ない」(営業)
野村総合研究所「若手のうちは規定通りの階段を上がっていくケースが多い。しかし、新卒入社の場合10年目くらいから、昇格にばらつきが出始める」(テクニカルエンジニア)
トヨタ自動車「基本給は職位によって決まる。職位が上がるとテーブルが一気に引き上がる。賞与はベースに加点され、職位が上がるにつれ加点の割合が大きくなる」(営業)

   女性、男性を問わず、働きやすい環境の中で、頑張った人は正当に評価される。そんな企業ばかりのようだ。

   調査は、Open Workに投稿された女性社員による会社評価レポートのうち、一定数の年収データをもつ497社、3万1314人を対象とした。金額は平均値ではなく、独自のアルゴリズムで各年齢時の年収を推定し、25歳・30歳・35歳・40歳のすべての年齢で推定が可能だった企業からランキングを作成した。(福田和郎)

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