米国のインフレ状況、利上げペースどうなる? 今週は米国経済指標の発表相次ぐ...最大注目は「11月雇用統計」(11月28日~12月2日)【株と為替 今週のねらい目】

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

東京外国為替市場 利上げペースの減速観測強まり、米長期金利も低下傾向...リスク選好のドル買いは後退

東京外国為替市場見通し(11月28日~12月2日)
ドル・円予想レンジ:1ドル=137円00銭~142円00銭

2022年11月25日(金)終値 1ドル=139円10銭

   今週の外国為替市場でドル円相場は、ドルがレンジ内の動きか。

   前週のドル円相場は、ドルが下落した。ドルは1ドル142円前半まで買われる局面もあったが、米国の利上げペース減速に対する期待感の高まりから米長期金利の低下を受け、一時1ドル=138円前半まで下落した。その後は値を戻し、1ドル=139円前半での動きとなった。

   今週のドル円相場は、ドルがレンジ内での動きとなりそうだ。

   米国のインフレの減速による利上げペースの減速観測が強まっており、米長期金利も低下傾向にあることから、リスク選好のドル買いは後退している。

   ただ、週末の米国の11月雇用統計の結果など、今後の米国の経済指標の結果次第では、利上げペースの減速期待感が後退する可能性もあり、ドルが大きく下落する地合いでもなさそうだ。

   もっとも、今週は米国の経済指標が相次ぎ発表されるため、十分に注意が必要だ。

   経済指標は、国内では29日に10月完全失業率、10月有効求人倍率、30日に10月鉱工業生産、12月1日に7-9月期法人企業統計などの発表が予定されている。

   海外では29日に米11月CB消費者信頼感指数、30日に中国の11月製造業、中国の非製造業PMI、米国の11月ADP雇用統計、米国の7-9月期GDP(国内総生産)改定値、米ベージュブック(米地区連銀経済報告)、12月1日に米国の10月個人消費支出、米国の10月個人所得、米国の11月ISM製造業景気指数、2日に米国の11月雇用統計などの発表が予定されている。

(鷲尾香一)

姉妹サイト