仕事中の「仕組みづくり」の工夫を
とはいえ、仕事中の突然の雑談では、部下も身構えるものです。
そこで、3つ目の「仕事中のインフォーマルコミュニケーションの仕組みづくり」です。ひと昔前だと、仕事外の場でインフォーマルコミュニケーションをとろうと、飲み会やランチ会で...と考えましたが、今では必ずしも歓迎されません。
そこで、私の経営する会社でも日頃実施している「チェックイン」という方法がお勧めです。
打ち合わせや会議に入る前に、「週末は何をして過ごしたか」「最近の嬉しかった出来事」など、仕事を離れたテーマで一人ひとりが1~2分の雑談を語り合うのです。お互いの興味や関心、考え方を知ることができるのはもちろん、場の空気が和み、意見が活発に出るようになる効果があります。
いずれにしても、コミュニケーション密度が高いほど、親近感や信頼関係を醸成するための共通認識が増えていきます。上司・部下関係は、組織図やルールではなくコミュニケーション密度で作られていくのです。