「大丈夫です」。心配して尋ねても、悩みを話そうとしない部下...どう関わる?【上司力を鍛えるケーススタディ CASE16(前編)】(前川孝雄)

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   「前川孝雄の『上司力(R)』トレーニング~ケーススタディで考える現場マネジメントのコツ」では、現場で起こるさまざまなケースを取り上げながら、「上司力を鍛える」テクニック、スキルについて解説していきます。

   今回の「CASE 16」では、「大丈夫です」。心配して尋ねても、悩みを話そうとしない部下のケースを取り上げます。

  • 部下の悩みにどう向き合う?(写真はイメージ)
    部下の悩みにどう向き合う?(写真はイメージ)
  • 部下の悩みにどう向き合う?(写真はイメージ)

「ホントに困っていることはないのか?」

【上司(課長)】Bさ~ん。いま、少しでいいから時間とれるかな。
【部下(Bさん)】あ、はい...。何でしょう。
【上司】いま、何か仕事で困っていることはないかな?
【部下】はあ...。特に、ありませんけれど...。
【上司】ホントか? 遠慮してるんじゃないか? 何でもいいから言ってごらん。
【部下】えっ? でも...、いまのところ大丈夫です。それにしても、急にかしこまって、いったいどうされたんですか?
【上司】まあ、時には部下の悩みにも耳を傾けようと思ってね。でも、特に困ってないなら何よりだ。また何かあったら言ってくれ。
【部下】はあ、そうですね...。そうします。(...どうせ管理職研修で「部下の本音を傾聴しよう」などと習ったんでしょうけど、普段無関心なのに急に言われてもネ...。)
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