11月14日週は、取引に大きく影響を与える米国経済指標の発表が少なく、学生トレーダーも様子見が続いていた模様。北海道大学 金融研究会の小松柊太さんは、「チャートを見ながら5~10分スパンの波を捉えただけなので、これといって語ることもありません」。
一方、同志社大学 岩瀬颯汰さんも、米ドル円取引は「先の読めないマーケットでしたので取引を見送り」。ポンド円取引でも、消費者物価指数の発表があったものの、「市場予想を超えていなかったことからポジションを決定しかねました」と、両者ともに「見」を続けた一週間となった。
「FRBの方針がまだはっきりしていないので、それ待ち...」(北大金融研究会)
最近は本当にFXをやれていません...。アリバイ作りにちょっとだけ取引しているだけとなってしまっています。さて、一応今週の動きを振り返りますが、先週のCPI(消費者物価指数)でドカッと円高に振れた後ということで、140円をちょろちょろ上下する動きだったようです。
さらにその上下幅も後半になるにつれて小さく「いわゆる三角持ち合い?」になっています。これはCPIが落ち着いてきた一方で、FRB(連邦準備制度理事会)の方針がまだはっきりしていないので、それ待ちといったところでしょうか。
◇今週の取引
「今週の取引」と言っても、今週(11月14日週)は金曜日に3回だけ取引しただけです。それもそのときのチャートを見ながら5~10分スパンの波を捉えただけなので、これといって語ることもありません。
これまでを振り返っても、数分というスパンの短期トレードがほとんどを占めていますが、ポジションを持つと不安でチャートから目が離せなくなるので、ある意味性に合っているのかもしれません。
以前、ある方が、ポジションを持ち始めてから夜ゆっくり休めたことはない、とおっしゃっていたことが印象に残っています。
来週は時間をもっと取りたいです...。
◇今週の取引結果
前週からの損益=プラス1万4200円
11月18日現在=117万9185円
◆ゆかてぃんのワンポイントアドバイス
ドル円はCPIで大きく下落した後は方向感がなく、先週は上昇三角内のレンジのような動きでした。
「ポジションを持つと不安でチャートから目が離せなくなる」とのことですが、これは多くの人が思ったことのあることだと思います。ポジションの保有期間を短くするか、ポジションを小さくするかの二つの選択肢になるかと思いますが、ポジションを小さくするということは、同じ利益を得るには保有期間を伸ばすということになります。
なので、長く持てないとなれば、ポジション数は短期トレードの場合、中長期トレードよりは多めに持って、保有期間を短くするという選択が、ご本人もおっしゃる通り、小松さんの場合は正解なのかなと思います。
トレードスタイルは人それぞれの性格に合ったものを採用するのが一番ストレスが少なく、収益も得やすいと思いますので、あらためてそれをご実感されたのかなと思いました。
北大金融研究会(HFAC)所属。投資は積立投信から始め、半年ほど経つ。FXは試しにかじってみたものの1500円の損失を出し、情報の大切さと難しさを体感。今回、もう少しチャレンジしてみることにした。趣味は旅行、写真など浅く広く。プロフィール写真は今年2月に訪問した納沙布岬。
→北大金融研究会
FXトレードは初挑戦。今まではファンダメンタルを基礎とした株式投資を行っていました。今回のFX大学対抗戦では、せっかくのデモトレードということで、テクニカル分析にも挑戦したいです。趣味は映画観賞。最近観た映画の中では「ドライブ・マイ・カー」が推し。
「同じ通貨ペアの取引ばかりだったので、もう少し幅広く通貨ペアを見ていきたい」(同志社大学 岩瀬颯汰さん)
●今週の相場の振り返り
今週(11月14日週)は16日にイギリスで消費者物価指数の発表がありました。10月の消費者物価指数は、前年同月比で11.1%上昇となり、1981年以来41年ぶりの高水準を記録しました。
ただ、現状のイギリスは、高インフレと弱い経済成長が同時に起きています。首相交代前後の混乱も落ち着いた今、重要となってくるのは英中銀の利上げペースが変動するかどうか。市場予想の範疇であった以上は、ポジションを持つ決定的要因とはなりませんでした。
●実際の取引
今週は取引を行いませんでした。米ドル円は、先週の急激な下降トレンドにより1ドル=140円まで下落しており、重要指標が生産者物価指数のみであることも相まって、先の読めないマーケットでしたので取引を見送りました。
また、ポンド円においても、相場の振り返りで述べたように、消費者物価指数の発表がありましたが、市場予想を超えていなかったことからポジションを決定しかねました。
●所感
大学対抗戦が始まってから自身としては初の取引を行わない一週間となりました。完全にテクニカル分析一辺倒で取引してみても良いかなと感じた瞬間もありました。
が、普段の僕の取引スタイルから異なりすぎて、説明のつかない赤字をだしてしまうのは控えたかったので、テクニカル分析のみの取引はまた別の機会にということで、取引をしないという選択肢を選ばせていただきました。
最近、同じ通貨ペアの取引ばかりだったので、もう少し幅広く通貨ペアを見ていきたいと思います。
前週からの損益=プラス・マイナスゼロ
11月18日現在=230万6837円
◆ゆかてぃんのワンポイントアドバイス
先週のドル円もポンド円も、ジリジリと上げる相場で、なかなかトレードしづらい相場だったかなと個人的にも思いました。ファンダメンタルズでは説明がつかないけど、テクニカルはよく効いているような相場って、けっこうありますよね。
今回の大学対抗戦ではファンダメンタルズでトレードするという意志でトレードされなかったとのことで、これに関しては特に正解は無いと思います。ふだんのご自身のスタイルとは違ったトレードで負けたときというのは、後悔や不甲斐ない気持ちになるのもとても理解できます。また次週から、よいトレードができるといいですね。
FXは高校時代から独学で学んできており、このたびは自身の実力を試したく、このFX大学対抗戦に臨んでいます。不束者ですが、よろしくお願いします。
※今週は取引をお休み(一橋大学 チームMegis)
前週からの損益=プラス・マイナスゼロ
11月18日現在=90万5670円
林檎
一橋大学投資サークルTOWALYに所属しています。ファンダメンタルズ分析を基に株式投資を行っており、FXはまだ初心者です。モラトリアム実践中! 経験が浅いFXでは試行錯誤が続くことと思いますが、みなさんに成長していく姿をお見せしたいと思っています! よろしくお願いします!!
一橋大学投資サークルTOWALYに所属しています。FXの経験はまだ浅いのですが、この一年を通してさまざまなことを吸収し、成長していきたいと思っています。テクニカル分析に興味があります! 1年間よろしくお願いします!
◆◆アドバイザーのプロフィール
得意な通貨はポンドで、最近は仮想通貨も取引。
ツイッター @fx_yukatin
CXR投資チャンネル https://www.youtube.com/channel/
100万円増額計画 FX大学対抗戦のルール
・元本100万円のデモトレードです。
・通貨ペアはフリーとします。
・レバレッジは、25倍を上限(法令に基づく上限)とします。
・取引の過程で大きな損失が発生して資産が「ゼロ」になった(元本割れを起こした)場合は、その時点でリタイアとなります。
・運用期間は6か月で、最終週時点での資産増減額で順位を決めます。
学生投資連合USIC
「学生の金融リテラシー向上」を理念に全国26大学1000人以上で構成。企業団体・官公庁との勉強会の開催、IRコンテストの運営、金融情報誌「SPOCK」を発行する。
http://usic2008.com/