対策トップは「メインと違う通信会社をサブ回線として契約」
MMD研究所の調査は、スマートフォンを利用している15歳~69歳の男女6424人が対象。まず、「通信障害の影響を受けたことがあるか」を聞くと、「影響をうけたことがある」が33.5%、「影響を受けたことはない」が50.0%、「わからない」が16.4%だった。
通信障害を受けた時に、どんな対応をしたのだろうか。通信障害経験者のうち73.5%が「何かしらの対応をした」と答えたが、具体的な対応を聞くと(複数回答可)――。
「自宅のWi-Fi等でデータ通信した(音声通話・ビデオ電話以外)」(36.7%)が最も多く、次いで「復旧するまでニュースで情報を得ながら待機した」(34.6%)、「自宅のWi-Fi等で音声通話・ビデオ電話の通話アプリを使って通話した」(26.6%)、「自宅の固定電話で通話した」(25.2%)、「公衆Wi-Fiの繋がるスポットへ行ってデータ通信した(音声通話・ビデオ電話以外)」(16.9%)となった【図表1参照】。
Wi-Fiのある場所の確保が重要のようだ。
これからも通信障害があるリスクを考えると、何らかの対策が必要になる。そこで、検討している対策を聞くと(複数回答可)、「メインと違う通信会社をサブ回線として契約する」(22.3%)が最も多かった。
次いで「デュアルSIMやeSIM対応の端末を購入」(21.4%)、「最寄りの無料で繋がるWi-Fiスポットの確認」(18.8%)、「最寄りの公衆電話の場所の確認」(17.9%)、「メインと違う通信会社へ乗り換える」(13.6%)、「固定電話(光回線など)の契約」(11.3%)などと、さまざまな対策を考えていることがわかった。しかし、「特にない」という人も半数近いは47.6%もいた【図表2参照】。