米国の景気減速懸念強まっているが...今週はどうなる?(11月21日~11月25日)【株と為替 今週のねらい目】

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東京外国為替市場 米国の経済指標の結果に左右される状況か

東京外国為替市場見通し(11月21日~25日)
ドル・円予想レンジ:1ドル=138円00銭~142円00銭

2022年11月11日(金)終値 1ドル=140円35銭

   今週の外国為替市場でドル円相場は、ドルが強含みの展開か。

   前週のドル円相場は、ドルが小幅反発した。ドルは一時1ドル=140円台後半まで上昇する局面があったが、米国の経済指標が市場予想を下回ったことで、ドルは1ドル=137円台半ばまで下落した。FRBメンバーから利上げペースの減速を否定するような発言が出たことで、ドルは1ドル=140円台前半に値を戻した。

   今週のドル円相場は、ドルが強含みの展開となりそうだ。

   米国の利上げペースの減速期待感は、FRBメンバーからの否定的な発言によって薄れている。12月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で追加利上げが行われる可能性が高いこともあり、今のところドルを大きく押し下げる材料はない。

   ただ、一方で米国の景気減速懸念も強まっており、米長期金利も4%を下回る水準にあることから、リスク選好のドル買いには消極的で、ドルが大きく上昇する材料も不足している。引き続き、為替相場は米国の経済指標の結果に左右される可能性が高く、注意が必要だ。

   経済指標は、国内では24日に9月景気動向指数、25日に11月都区部消費者物価指数、などの発表が予定されている。

   海外では23日に米国のFOMC議事録(11月1、2日開催分)、米国の10月耐久財受注、米国の10月新築住宅販売などの発表が予定されている。

(鷲尾香一)

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