「1人で運べないのでもう1人呼ぶ」と言い、トラック2台分の料金
【事例3】「トラック詰め放題」との広告を見て依頼したら、当日荷台の囲いの高さまでしか載せられないと言われ、断るとキャンセル料を請求された
空き家になっている母の家を整理しようと思い、「○○市ゴミ回収」とインターネット検索した。出てきたサイトを見ると、「一軒家丸ごと、事業所に最適。2トントラック詰め放題」と書かれており、通常6万円のところ5万円程になるとのことだった。見積もりを取りたいと思い電話したら、「うちは見積もりをしていない。2トントラック詰め放題で、料金はサイトに表示しているプランのみだ」と言われたので依頼した。
2トントラックで作業員が来訪したが、不用品を載せることができるのは荷台の囲いの高さまでだと言われた。囲いの高さは20~30センチだ。トラックには一般廃棄物処理業の許可の表示はなかった。「詰め放題」と広告しながら、詰め放題ではなかったため回収を断ると、「キャンセル料1万5000円を支払え」と言われた。支払わないと作業員が帰らなかったので、しかたなく現金で支払った。(2022年4月・50歳代男性)
【事例4】不用品の量は軽トラック1台分に満たなかったが2台分を請求され、銀行で現金をおろすように言われた
ポストに入っていた不用品回収業者のチラシを見て電話をかけ、冷蔵庫などの回収を3万5000円で依頼した。数日後、作業員が軽トラックで来訪して不用品を確認すると、価格表を見せながら「5万5000円だ」と言われた。さらに、「冷蔵庫は1人で運べないので、もう1人呼ぶ」と言い、別の軽トラックで男性が来訪した。不用品の量は軽トラック1台分に満たなかったが、作業終了後に「トラックが2台になったので11万円だ」と言われた。
私が「高すぎる。現金がないため支払えない」と言うと、「すぐ近くに金融機関があるので現金を下ろしてくればよい」と言われた。怖くなって銀行へ行き、11万円をおろして事業者に渡した。契約書等の書面は一切もらっていない。(2022年6月・70歳代女性)