決済、貸付、保険、投資、銀行...5つの領域
決済、貸付、保険、投資、銀行という5つのエンベデッド・ファミリーの領域について、海外の事例を中心に解説している。アップルカードで参入したアップルの例が興味深い。
アップルカードはチタン製の物理カードも発行しているが、基本的にアップルペイと紐付けて利用することを前提としたバーチャルカードの位置づけだ。物理カードの表面に刻印されているのはアップルのロゴと利用者名のみで、それ以外の情報はすべて内部のICチップに保存されている。ゴールドマン・サックスとの提携のよってクレジット事業に伴うリスクをフルに負うことなく参入することができたという。
日本での展開が期待されるが、米国と日本ではクレジットカードのビジネスモデルが違うなどのハードルがあり、日本のユーザーの元に届くには、しばらく時間がかかりそうだ、と見ている。