ポイ活で「経済圏」意識する人、急増中56%に! 意識されている3位「PayPay」、2位「ドコモ」...では、ダントツ1位は?

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   「〇〇ポイントが貯まる!」。QRコード決済などを中心に「ポイ活」を意識する機会が急に増えてきた「〇〇経済圏」。いまや、決済をはじめ、メッセージ、配車、ネット通販など、日常的に使うサービスの大半がどこかの経済圏に属している状態だ。

   こうした顧客を囲い込む「経済圏」をめぐり、各社の競争が激化しているなか、モバイル市場専門の調査会社「MMD研究所」(東京都港区)が2022年11月14日、「2022年10月経済圏のサービス利用に関する調査」を発表した。

   いま利用者はどの「店舗」で買うと一番お得だと考えているのか。そして、最も勢いのある「経済圏」はどこなのだろうか?

  • またポイントが貯まったと喜ぶ女性(写真はイメージ)
    またポイントが貯まったと喜ぶ女性(写真はイメージ)
  • またポイントが貯まったと喜ぶ女性(写真はイメージ)

ポイント人気1位「楽天」、2位「T」、3位「Ponta」

   経済圏をめぐるMMD研究所の定点聴取調査は、今年(2022年)4月、7月に続き、今回で3回目。調査の対象となった経済圏は「ドコモ経済圏」「au経済圏」「PayPay経済圏」「楽天経済圏」「イオン経済圏」の5つだ。

   18歳~69歳の男女2万5000人を対象に、「現在活用しているポイント」と、その中で「最も活用しているポイント」の2つを聞くと、現在活用しているポイントでは「楽天ポイント」(60.3%)が最も多く、次いで「Tポイント」(52.7%)、「Pontaポイント」(42.0%)と続いた。最も活用しているポイントでも「楽天ポイント」(34.7%)が最も多く、「dポイント」(12.9%)、「PayPayポイント」(9.9%)の順となった【図表1参照】。

(図表1)現在活用しているポイントと、その中で最も活用しているポイント(MMD研究所の作成)
(図表1)現在活用しているポイントと、その中で最も活用しているポイント(MMD研究所の作成)

   また、「経済圏を意識してサービスを利用しているか」と聞くと、「意識している」と回答した人は56.2%となり、4月の調査と比べると、7.7%ポイント上昇。調査のたびに経済圏を意識する人が、急速に増えていることがわかる【図表2参照】。

(図表2)経済圏に対する意識の推移(MMD研究所の作成)
(図表2)経済圏に対する意識の推移(MMD研究所の作成)

   では、どの経済圏を最も意識しているのだろうか。活用しているポイントも影響してか、「楽天経済圏」(47.8%)がダントツに多かった。次いで、「ドコモ経済圏」(16.9%)、「PayPay経済圏」(16.0%)、「au経済圏」(10.9%)、「イオン経済圏」(8.3%)となった。2位は今年4月、7月調査に比べ、「ドコモ経済圏」と「PayPay経済圏」が入れ替わる程度で、「楽天経済圏」が不動のトップを維持している【図表3参照】。

(図表3)最も意識している経済圏(MMD研究所の作成)
(図表3)最も意識している経済圏(MMD研究所の作成)
姉妹サイト