御社にはありますか? 「インフレ手当」4社に1社、取り組む調査 支給額平均は一時金5万3700円、月額手当6500円...なんと月額3万円も!

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「一時金」が多い理由...「月額にすると、下げる時のインパクト大きい」

   さて、帝国データバンクの調査によると、物価高騰をきっかけに、従業員に特別手当(インフレ手当)の支給を実施または検討しているか聞くと、「支給した」企業は6.6%となった。

   また「支給を予定している」は5.7%、「支給していないが、検討中」は14.1%となり、合わせると4社に1社(26.4%)がインフレ手当に取り組んでいる。一方、「支給する予定はない」は63.7%となった【図表1参照】。

(図表1)インフレ手当ての支給有無(帝国データバンクの調査)
(図表1)インフレ手当ての支給有無(帝国データバンクの調査)

   支給方法と支給額(予定・検討中の企業を含む、複数回答)を聞くと、「一時金」と回答した企業が66.6%、「月額手当」が36.2%となった。「一時金」の形が多い理由について、企業からは「月額手当にすると、手当を下げねばならない時にインパクトが大きくなる。賞与に追加して今をしのいでほしい」(鉄鋼卸売)との声が聞かれた【図表2参照】。

(図表2)インフレ手当ての支給方法と平均支給額(帝国データバンクの調査)
(図表2)インフレ手当ての支給方法と平均支給額(帝国データバンクの調査)

   「一時金」の平均支給額は約5万3700円で、「1万円~3万円未満」(27.9%)が最も多く、「3万円~5万円未満」「5万円~10万円未満」(ともに30.3%)と続く。1万円以上を支給する企業は12.6%にのぼった【再び図表2参照】。

   一方、「月額手当」の平均支給額は約6500円で、「3000円未満」(26.9%)が最も多く、「3000円~5000円未満」「5000円~1万円未満」(ともに21.9%)と続く。10万円以上を支給する企業は16.4%にのぼった【再び図表2参照】。

   月額手当を選択した理由について、企業からは「燃料価格が高止まりするなかで、通勤手当以外にガソリン高騰による補填分として支給」(機械修理)といった声が一部で聞かれた。

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