「伝わる企画書」には4つの要素がある
次に、企画書作成に取り組むわけだが、いきなり書き始めてはいけない。企画書作成の7つのステップを踏んで進めていく。
1 どんな企画書を書くのか決める
2 作成スケジュールを立てる
3 フォーマットを決める
4 仮説を立てて構成を決める
5 情報を入手し、整理する
6 課題解決方法を考える
7 企画書に書き込む
こういった流れだ。
課題解決のための仮説を立てたら、4つの要素で構成すれば、「伝わる企画書」になるという。たとえば広告キャンペーンの企画なら、以下の内容になる。
1 背景 ターゲット分析、商品分析、競合分析などを記載
2 目的 キャンペーン目的を簡単に記載
3 戦略 コンセプト、ターゲット規定、キャンペーン期間、エリア、使用媒体などを記載
4 実施計画(戦術) 使用媒体の具体的媒体計画を記載
企画書に信憑性と説得力を与えるのは、正しい情報だ。
年間計画を提案する「戦略的企画書」では、経済や技術の全体的な動向に関する「マクロ情報」が欠かせない。一方、短期的な企画に関する「戦略的企画書」では、ターゲットを分析した「企画補強情報」と、企画を実行するうえで必要な「実行必要情報」が大切になる。
アイデアを発想するためネットの活用法、ブレインストーミング、欠点列挙法・希望点列挙法などのノウハウも多数紹介している。