日本カー・オブ・ザ・イヤーは「10ベスト」決定...最終選考は12月に
この点、今回のRJCカーオブザイヤーは首位と次点が軽で、わかりやすい結果となった。唯一、これまでのRJCの路線とやや趣が異なるのは、4位のスバルWRX S4だろう。WRX S4は「走り」重視のスポーツセダンだ。
一方、今年の日本カー・オブ・ザ・イヤーは第一次選考が終わり、48台の中から上位10車が「10ベストカー」(10位の得点が同数のため実際は11台)としてノミネートされている。この中には、日産サクラと三菱eKクロスEVのほか、スズキアルトも含まれている。
このほか、10ベストカーにはトヨタクラウン、日産エクストレイル、日産フェアレディーZ、ホンダシビックe:HEVとタイプR、マツダCX-60が名を連ねている。外国車はBMWiX、ヒョンデIONIQ5、ランドローバーレンジローバー、ルノーアルカナの4台だ。
流行のSUVやEVが多いのは時代の流れといえるが、やはりスポーツカーや高級車が多いのが特徴だ。
日本カー・オブ・ザ・イヤーの最終選考は12月8日。
軽のEVとして今年のヒット作となった日産サクラと三菱eKクロスEVは最有力候補のひとつなのは間違いない。RJCとダブル受賞になるか、それとも棲み分けるのか、注目される。(ジャーナリスト 岩城諒)