きょうは50代のCさんがいらっしゃっています。
「TwitterやMetaにて数千人規模の人員削減がニュースになっています。実力主義のアメリカ企業で働くこと自体、『解雇』というリスクとも背中合わせなのかもしれないですけどね。『IT企業だからといって安泰ではない』。『ITスキルだけ持っていても安泰ではない』。そんなメッセージなのかと思いました。果たして私たちはどこに向かっていったらいいんでしょう」
ロボットやAIにはできないことを鍛える
知り合いの税理士さんの話では、人間よりも業務自動化ロボットがやった方が、「計算間違いがなく正確」と言っていました。ロボットは「仕事帰りにセットしておいたら、夜中に勝手に計算してくれて、計算間違いもなく助かっている」だそうです。人間だと忙しい月末は疲れて、その分ミスも発生しますからね。
ITの発達による自動化(ロボット化)によって、「税理士の仕事」も近い将来なくなる仕事だとも言われていますよね。人間よりもロボットやAIの方が得意な仕事は、これからもどんどん切り替わっていくことが予想されます。だからこそ税理士として、人間だからこそできる仕事に力を注ぐのだそうです。
同じように、IT系やそれに近い仕事をした方がこれからの時代には有利なんじゃないかと、IT企業に転職したり、勉強をはじめたりしている人もいることでしょう。このような選択は間違いではないと思います。ただ、ITスキルを高めるだけでは、何かあった時に対応ができない可能性もあります。そこで、交渉ごとやコミュニケーションなど、ロボットやAIにはできない部分も同時に鍛えていく必要があるのです。
自身のキャリアを考えたとき、会社に残るか離れるのか、どちらがいいのかなんて分かりませんが、コミュニケーションスキルなど高い人は、さまざまな経験も糧にしていくんでしょうね。