いまこそ「ひとり社長」の始め時!...売るのはあなたの「スキル」

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起業して成功した8人の体験談が勇気を与える

   7章「私達はこうしてひとり社長になって、年収650万円を超えた!」に、8人が、顔写真、略歴付きで、体験談を載せている。

   学習塾の会社、生命保険会社を経て、好きで得意な数学を生かしてコンサル起業に成功した男性。不動産企業の取締役から不動産コンサルタントになった男性。大手ジーンズショップ社員からコンサルファームを経て、コンサルタントで独立した男性。環境ビジネスの会社、リゾート会社を経て、和装イメージコンサルタントになった女性。ミュージシャンをあきらめ、どん底からコンテンツプロデューサーになった男性など。体験談を読むと、全員が起業のメリットを説いている。

   なかでもインパクトを受けたのは、福岡市役所の公務員がトランスジェンダーであることをカミングアウトし、メンタルコーチになった例だ。

   Webマーケティングのコンサルタントとして起業したが、なかなか仕事を受注できず、本業以外のアルバイトで食いつないだそうだ。その後、コーチング事業を始め、3年後にようやく650万円の年収になった。事業がうまくいったきっかけは、トランスジェンダーという本当の自分を出したこと、と書いている。

   そして、「起業家は世の中にポジティブな影響を与えようとしている人たちの集まりです。そういったコミュニティに参加することで、自分の強みも浮き彫りになります。そしてアドバイスしてくれる心強い味方もできます。まずは行動です」とアドバイスしている。

   こうした体験談は、起業を志している人に勇気を与えるだろう。(渡辺淳悦)

「ひとり社長になっていきなり年収を650万円にする方法」
松尾昭仁著
自由国民社
1650円(税込)

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