主力の「半導体関連装置」、9割超の売上高を海外市場で
レーザーテックは光応用技術をコアに、半導体やFPD(フラットパネルディスプレイ)の検査装置を開発・販売しています。事業セグメントは「検査・測定装置の設計、製造、販売」の単一ですが、経営説明会資料には製品別売上構成として「半導体関連装置」「その他装置」「サービス」という区分が示されています。
2022年6月期の構成比は、半導体関連装置が全体の84%と大半を占める759億円、その他装置が19億円、サービスが124億円という構成になっています。
また、半導体関連装置の2022年6月期の「受注高」は前期比の約2.9倍となる3090億円(全体の94.8%)に急増。「受注残高」も3641億円(同98.6%)と大きく積みあがっています。
半導体関連装置の2022年6月期の「地域別売上高」は、米国が266億円で全体の35.0%を占め、次いで韓国の221億円(29.1%)、台湾の144億円(18.9%)と続き、日本は67億円で8.8%を占めるにとどまっています。つまりレーザーテックは、海外を主な市場とする日本メーカーというわけです。
主要顧客は、1位が台湾セミコンダクター・マニュファクチャリングで176億円、2位が韓国サムスンエレクトロニクスで140億円、3位が米インテルで103億円です。