「仕事にしたいほど好きなこと、やりたいこと見つからない」 そんなの当たり前、だからこそ...!【ひろ子ママの教訓 その129】

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   きょうは50代のAさんがいらっしゃっています。

「『自分の好きなことが仕事にできたら幸せだよな~』と、カフェで話している人たちの話を耳にしました。少し前に『好きなことを仕事にする』というフレーズが流行っていましたが、『仕事にしたいほど好きなことに出会えるのかな』『好きなことでお金稼げるのかな』とも思ってしまいます。まあ、結局は私自身やりたいことがないという話です...」
  • こだわり過ぎず、ゆるやかに「仕事」をしてもいいのでは、というお話!
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「仕事にしたいほどの好きなことを見つける人」は一握りだと思っておく

お悩み中

   「好きなことを仕事にしたい」と言葉にするのは簡単ですが、実際に「仕事にしたいほどの好きなことを見つけられる人」は、そんなには多くはないでしょう。

   好きなことがあっても「仕事」と結びつかない人もいるのでは。または、Aさんのように、「好きなこともなくてやりたいこともない」という人も多いのかもしれませんね。

   今やっている仕事も、「実際にどうなのかはやってみないと、分からなかった」のではないでしょうか? 何かをはじめるにしても、好きかどうか分からないけど、「なんか面白そう」「楽しそうだからやってみたい」と、気軽にスタートするくらいの気持ちでいいと思います。

   「やってみて、途中で違うな」と思ったらやめたらいいですし、逆に「やってみたら楽しかった」だったら続ければいいだけ。とは言いつつも、仕事となるとお金のことも考えてしまいますよね。

「好きなこと」「お金を稼ぐこと」をイコールにしなくてもいい

   では、「好きなことやっていて、お金が稼げたらいいな」って、どういった時に言葉にしますか? 休日に趣味のサーフィンをやっているとき、旅行に出かけたときなどに、「これでお金も稼げたらいいな」とふと思い浮かぶのではないでしょうか。

   旅行に行くほど、自然とお金が貯まれば嬉しいですが、実際には有名なトラベルライターにならない限り、難しいと思います。しかも、決まったスケジュール通りの取材が必要だったり、体験したことを細かく記事にしたりで、旅行自体を純粋に楽しめなくなるかもしれません。気持ちを解放するための旅行が、疲れの原因になってしまうこともありますよね。

   もちろん、「好きなことをしてお金を生み出している人」も世の中にはたくさんいますが、必ずしも「好きなこと」「お金を稼ぐこと」をイコールにしなくてもいいと思います。「好きな旅行を楽しみながら、リモートで他の仕事する」でもいいのではないでしょうか。

収入のポケットを複数持つ

ガッツポーズ

   「好きなこと」でお金を稼げなくても、複数の収入のポケットを持つことで、全体の収入を補える時代になりました。ネットで簡単に仕事を探せる時代です。私自身、今やっている仕事の半分はネット経由で探して、リアルで会ったことがない人と一緒に仕事をしています。

   クラウドソーシングサービスや副業マッチングアプリなど、登録をすれば誰でも手軽に応募もできてしまいます。気になる仕事を見つけたら、「気になるボタン」を押すだけの簡単なものもあります。

   しかし、簡単に仕事を探せるサービスがあれば、それだけライバルも多いということです。実力がないと案件を獲得することもできないですし、見つけても低単価の仕事だったりもします。いくら複数の収入ポケットがあったとしても単純作業ばかりで、稼げないものばかりだと、疲労が増すだけです。仕事を探す際「スキルを高める」という軸で持っておいた方が、自身の成長につながると思います。

   Aさんも「仕事にしたいほど好きなことは、いろいろ試してそのうち見つかるかもしれないね」くらいに、軽く考えてみてはいかがでしょうか。最初から仕事にしようと思っていないことでも、「やってみたら楽しくて仕事になってしまった」というパターンもありますからね。

(ひろ子ママ)

ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
仮想スナック「ひろこ」を経営
古代マヤ暦シンクロ協会認定講師、ライター

不動産業界での営業、教育業界でのコーディネーターなどを経て、組織や人材開発に携わりながら、コーチングも行っている。鳥取県生まれ、大阪在住。多拠点生活に向けて活動中。
「キャリア50」https://career50.jp/?s=ひろ子ママ
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