御社はどうします? 今年の忘年会、4割が開催!...「悪弊がコロナでやっと廃れたのに」、「楽しければ、若い人も来る」と賛否の声

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今年の幹事「『めっちゃ楽しい忘年会』したら皆来るよ」

御社はどうします?(写真はイメージ)
御社はどうします?(写真はイメージ)

   一方、業種にもよるのだろう、「忘年会は必要だ」という意見もあった。幹事として、今年の忘年会に張り切っている人もいる。

「営業職という前提だが、接待とか、若手でも絶対そういう場面は出てくるので、それの予行演習という意味では、忘年会の企画とか、下調べしてこの店がいいとか勉強するにはもってこいの場面なのだ。(中略)だからわざと若手に幹事をやらせることもある。そこで成功したとか、失敗したとかはどうでもよくて、場数を踏んだという経験値が必ず生きる場面がある」
「年に数回程度ならコミュニケーションの場もあっていいと思う。同じ部署でも仕事だけではまず接点がない人もいる。またこういう場で話してみて、相手の意外な一面を知ることも出来るので決して無駄ではない。(中略)なお個人的には、リモートをしてまで飲もうとは思わない」
「人それぞれですね。私は学生時代に全く飲めなかったのですが、体育会系の会社に入社し、休みも含めて週4以上のペースでいろんな部署の先輩について行きました。正直辛かったですが、いろんな方と関係ができ、仕事もしやすくなったことは真実です。結果、今は会社の歴代最年少で海外子会社の社長をやっています」
「飲み会という場を企画するのもけっこう様々な配慮がいるので幹事は苦労します。幹事を経験してみないとわからないこともあるし、みんな考えが違うのでほんとう難しかった。(中略)内向的な自分に社内で友人ができたことが何よりも嬉しかった。東京で一人ぼっちだったこともあって職場のみんなは優しかった。人付き合いは面倒だけど、得るものも多いし、人生において無駄な経験はひとつもないことを自分は学びました」
飲み会とは違ったスタイルはどう?(写真はイメージ)
飲み会とは違ったスタイルはどう?(写真はイメージ)
「私個人の意見では、仕事の関係の人たちと忘年会は開催したいです。月1だと嫌ですが、年1はしっかりと楽しみたいです。もちろん強制はしません。ただ、『行きたい』と思わせる会にはします(幹事なので)。多くの方も『会社の忘年会』が行きたくないのではなく『楽しくない飲み会』だから行きたくないのではないかな? 会社の忘年会が『めっちゃ楽しい飲み会』だったらどうなのでしょうね? そういう会が増えればいいなあ~と思います」

   最後に、新しい形の忘年会・新年会を提案した人の意見で締めくくろう。

「仕事納めの夕方、大会議室で出前の蕎麦を振る舞うとか、仕事始めの日は社食で雑煮を提供するとか、そういうのでいい。家族に持って帰れるよう、弁当でもいいし。そしたら季節感あっていい。子どもも会社の弁当を楽しみにするでしょう。酔っ払いが帰ってくるより」
「俺の職場も、終業後の忘年会はなくなって、業務時間内に全体会議を兼ねた立食パーティーをする形式になった。少人数の仲間内で飲みに行くことはあるにせよ、職場を上げた大人数の飲み会は今後も減っていくんじゃないかな」

(福田和郎)

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