米国の中間選挙、「共和党」優勢と伝えられるが...どうなる?米国株への影響(11月7日~11月11日)【株と為替 今週のねらい目】

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   どうなる!? 今週の株式・為替マーケット!

東京株式市場 前週末の米国株上昇、週明けの日経平均株価も上昇期待できるか?

東京株式市場見通し(11月7日~11日)
日経平均株価予想レンジ:2万6800円~2万7700円

2022年11月4日(金)終値 2万7199円74銭

   今週の東京株式市場の日経平均株価は、上値の重い展開か。

   前週の東京株式市場の日経平均株価は、小幅ながら続伸した。米国の利上げが打ち止めになるとの期待感が高まり、米国株が上昇したことを受け、日経平均株価も上昇した。

   ただ、FOMC(米連邦公開市場委員会)では予想通りに0.75%の利上げが実施されたうえ、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長は「利上げの一時停止は時期尚早」との姿勢を示したことで米国株は大幅に下落、日経平均株価も上げ幅を縮小した。

   今週の日経平均株価は、上値の重い展開となりそうだ。

   最近の傾向だが、前週末の東京市場取引終了後の米国市場で米国株が上昇する展開が続いている。前週末もニューヨーク・ダウが400ドルを超える上昇となっており、週明けの日経平均株価は上昇が期待できそうだ。ただ、米国の利上げ打ち止め期待がはく落したことで、米国株は不安定な状況が続き、日経平均株価の上値も重くなりそうだ。

   8日の米国の中間選挙も注目だ。野党・共和党の優勢が伝えられており、結果が米国株にどのように影響するのかを見極めたい。国内は9月期末決算発表が本格化するため、個別株物色が中心の動きになるだろう。

東京外国為替市場 利上げによる米国の景気後退懸念、ドルの上値は重く

東京外国為替市場見通し(11月7日~11日) ドル・円予想レンジ:1ドル=145円50銭~150円00銭

2022年11月4日(金)終値 1ドル=146円59銭

   今週の外国為替市場でドル円相場は、レンジ内の動きか。

   前週のドル円相場は、レンジ内でのもみあいだった。米国の利上げが打ち止めになるとの期待感が高まり、ドルは一時1ドル=145円半ばまで下落したが、FOMC(米連邦公開市場委員会)後のパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の会見で、「利上げの一時停止は時期尚早」との姿勢が示され、利上げ停止期待がはく落したことで、ドルは1ドル=148円台に上昇した。

   今週のドル円相場は、引き続き、レンジ内での動きとなりそうだ。

   米国の利上げ停止期待がはく落したことで、日米金利差によるドル買い基調が続きそうだ。一方で、利上げによる米国の景気後退懸念も強まっており、ドルの上値を重くしている。

   8日の米国の中間選挙の結果とともに、米国の経済指標の結果によって、ドル・円相場が左右される展開が続く可能性があり、注意が必要だろう。

   経済指標は、国内では8日に日銀金融政策決定会合の主な意見(10月27、28日開催分)、9月家計調査、9月景気動向指数、9日に10月景気ウォッチャー調査、10日に10月工作機械受注、11日にオプションSQ、10月企業物価指数などの発表が予定されている。

   海外では7日に中国の10月貿易収支、8日に米国の中間選挙、9日に中国の10月消費者物価指数、中国の10月生産者物価指数、10日に米国の10月消費者物価指数などの発表が予定されている。

(鷲尾香一)

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