SMBC日興証券、中間決算として最大赤字...相場操縦事件の影響【馬医金満のマネー通信】

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   みなさん、こんにちは。馬医金満です。

   今回は、SMBC日興証券の業績に注目しました。SMBC日興証券が2022年10月31日に発表した9月までの半年間の中間決算は、幹部らによる相場操縦事件の影響で、株式や債券の取り引きが減ったことから最終的な損益は94億円余りの赤字となりました。

金融庁、問題となった業務の3か月間停止を命じる

   これは、SMBC日興証券が三井住友フィナンシャルグループの傘下に入った2009年以降の中間決算の最終損益では最大の赤字額となります。

   決算資料によると、売り上げにあたる純営業収益は前の年の同じ時期より39.6%減の1077億円となりました。事件の影響で、顧客の間で株式や債券の取り引きなどを取りやめる動きが続いたことから、およそ250億円の減収につながったと説明しています。

   相場操縦事件をめぐってSMBC日興証券は、10月7日に金融庁から問題となった業務を3か月間停止するよう命じられるなどの行政処分を受けています。

   牛島真丞常務はオンラインでの記者会見で「事件の影響による減収分が簡単に戻るとは見ていないが、1日も早い信頼回復に努めたい」と述べました。

   直近では、証券会社の収益も伸び悩んでいるので、日興証券のみを切り離す可能性もなくはないのではないか、と私は見ています。

   ではまた!(馬医金満)

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