英国はスナク新首相就任、米国は利上げペースの見通し情報に注目...利益出せた(同志社大学 岩瀬颯汰さん)
●今週の相場の振り返り
今週(10月24日週)は25日にイギリス首相にスナク元財務相が就任し、ポンド買いが優勢。そして、アメリカ10年債利回りの低下や、コンファレンスボード消費者信頼感指数の低下によるドル売り優勢となった一週間となりました。
●実際の取引
今週も米ドル円とポンド円の2ペアでの取引となりました。
ポンド円では、先週辞任を表明したトラス英首相に代わり、7月の党首選にてトラス英首相の対抗馬であったスナク元財務相が保守党党首、および英首相に就任することとなりました。
先週からスナク元財務相が首相になるとの見通しは強く、減税政策から増税政策への転換はほぼ確実となり、ポンド円相場もポンド高となる可能性が高かったため、5万通貨でロング(買い)、利益確定致しました。
米ドル円では、21日の円買い介入に加え、週明け24日にも円買い介入が行われており、ポジションを取るタイミングが掴みづらかったものの、26日に米10年債利回りが4.04%付近へと低下しており、また利上げペースが緩和される見通しが高いとの情報も見受けられ、3万通貨でショート(売り)、利益確定致しました。
●所感
今週はどちらのペアでも黒字にすることができました。イギリスは首相の税政策が正反対であったこともあり、ポンド高になることは粗方予想できていました。一方、ドル円のトレードは確固たる根拠というものはなく、10年債利回りしか数値で根拠を持っていなかったので、少々危ない取引でした。結果的に、前日に公表されていたコンファレンスボード消費者信頼感指数が市場予想よりも低かったことがわかり、上手く時勢に乗ることができていたようです。
●取引状況
前週からの損益=プラス6万2490円
10月28日現在=220万677円
◆ゆかてぃんのワンポイントアドバイス
ファンダメンタルズですでに出ている情報(=対立する首相の税政策が正反対であること)と、近い将来確定するであろう未確定情報(=スナク元財務相が首相になるとの見通しは強い)を整理してトレードに反映させており、素晴らしかったです。これは、日々情報収集をしていれば、このような有利なポジションを持てるので、とてもよい参考例だと思います。
WSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)のニック氏の記事や、米経済指標の悪化から米国債利回りが低下、また、ドル円のロングポジションの大幅な偏りなどが、ドル円が介入後市場の期待通りには上昇していかずに下がった要因なのかな、と考えています。
あまり一方向にバイアスをかけ過ぎずに、中立に相場を見られているのかなという印象ですから、ドル円のトレードも下手に逆らわないというところで残せた結果なのかな、と思います。素晴らしいです。
FXは高校時代から独学で学んできており、このたびは自身の実力を試したく、このFX大学対抗戦に臨んでいます。不束者ですが、よろしくお願いします。
※今週は取引をお休み(一橋大学 チームMegis)
前週からの損益=プラス・マイナスゼロ
10月28日現在=90万5670円
林檎
一橋大学投資サークルTOWALYに所属しています。ファンダメンタルズ分析を基に株式投資を行っており、FXはまだ初心者です。モラトリアム実践中! 経験が浅いFXでは試行錯誤が続くことと思いますが、みなさんに成長していく姿をお見せしたいと思っています! よろしくお願いします!!
一橋大学投資サークルTOWALYに所属しています。FXの経験はまだ浅いのですが、この一年を通してさまざまなことを吸収し、成長していきたいと思っています。テクニカル分析に興味があります! 1年間よろしくお願いします!
◆◆アドバイザーのプロフィール
得意な通貨はポンドで、最近は仮想通貨も取引。
ツイッター @fx_yukatin
CXR投資チャンネル https://www.youtube.com/channel/
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「学生の金融リテラシー向上」を理念に全国26大学1000人以上で構成。企業団体・官公庁との勉強会の開催、IRコンテストの運営、金融情報誌「SPOCK」を発行する。
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