平均年収897万円、平均年齢43歳
JTはM&Aを重ねて海外事業を拡大しており、2016年12月末に4万4667人だった連結従業員数は、海外たばこ事業の買収で2017年12月期には1万3296人増加。2018年12月期にも6005人増えて、6万3968人にのぼっています。
しかしその後は、収益性の向上を図って組織のリストラクチャリングを行い、2021年12月末には5万5381人にまで絞り込んでいます。
さらに2022年1月からは、日本市場を含むたばこ事業の本社機能をジュネーブ拠点に統合し、国内工場の廃止やグループ会社の清算を実施。2022年2月の発表によると、たばこ事業およびコーポレート部門に所属する46歳以上の社員1169人をはじめとする希望退職募集等を実施したということです。
JTの従業員数(単体)は、2021年12月末(希望退職実施前)で7154人。平均年齢は43.4歳、平均勤続年数は18.3年。平均年間給与は、897万8793円と高い水準です。
JTの採用サイトを見ると、新卒採用のほか、加熱式・電子たばこデバイスの開発職(電気設計、メカ設計、ソフトウェア・アプリケーション設計、電池開発)などの職種で募集が行われています。
たとえば、開発職(電気設計)の求人では、想定年収として500万円~830万円(地域手当、月30時間の超過勤務手当、賞与込み)が示され、「たばこに対するネガを持つ方は不可」という留意事項が付記されています。