利益の7割を生み出す「海外たばこ事業」
JTの事業は「国内たばこ事業」「海外たばこ事業」「医薬事業」「加工食品事業」で構成されています。
2021年12月期の売上高構成比は、「海外たばこ事業」が1兆4821億円で66.5%と大半を占め、「国内たばこ事業」が5198億円で23.3%、「加工食品事業」が1472億円で6.6%、「医薬事業」が804億円で3.6%です。
調整後営業利益構成比でも、「海外たばこ事業」が4544億円で69.7%が最大で、「国内たばこ事業」が1824億円で28.0%、「医薬事業」が111億円で1.7%、「加工食品事業」が40億円で0.6%にとどまっています。
JTにおける海外たばこ事業の割合は高く、「海外事業を運営するグローバル企業」であるといってよいでしょう。国内たばこ事業が占める割合は全体の3割から4分の1程度と小さく、今後もより縮小していくものと見られます。
なお、ベーカリー事業を展開する「サンジェルマン」および同社子会社は、JTの加工食品事業のグループ会社でしたが、2022年12月1日にクリエイト・レストランツHDに売却予定です。