「先延ばし」繰り返すと、自己嫌悪に...「やろうと思っても、行動に移せない」を変えるには?【尾藤克之のオススメ】

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大切なのは「普通」であること

   本書の著者は、F太(えふた)さんと小鳥遊(たかなし)さんです。

   F太さんは学生時代からさまざまなコンプレックスを抱きながら挫折をくり返し、いまはTwitterで多くの支持を得ています。フォロワーは約26万人。

   そして、小鳥遊さんは、プロフィールによると、発達障害の注意欠如・多動症(ADHD)と診断され、2度の休職を経て、現在は一般企業に会社員として勤務しています。

   二人は次のように言います。

自分の弱みはそのままに、仕事の苦手意識はなくすことができる。
必要なのは「やり方」であって「根性」や「心構え」ではない。

   本書を読めば、「忘れ物、ミスが多い」「先送りしてしまう」「人間関係がつらい」「片付けが苦手」こんな「しんどい」がラクになる。会社に「居場所がなかった」けれども、仕事で結果を出せるようになったコツが理解できるようになります。

   この本で紹介しているのは、仕事をして毎日を「平穏に」過ごせるためのテクニックです。多くの試行錯誤と、数えきれない失敗を経て構築された二人の著者による「新しい仕事のやり方」が惜しみなく紹介されています。

(尾藤克之)

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学客員研究員。
議員秘書、コンサル、IT系上場企業等の役員を経て、現在は障害者支援団体の「アスカ王国」を運営。複数のニュースサイトに投稿。著書は『最後まで読みたくなる最強の文章術』(ソシム)など19冊。アメーバブログ「コラム秘伝のタレ」も連載中。
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