日産とルノー、資本関係見直し...日産が求める「不平等解消」へ、協議進んだ「2つの要因」と「今後の交渉ポイント」

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EV関連の技術の扱いも、交渉の焦点

   さらに、ここにきて注目されているのが、EV関連の技術問題だ。

   EVの性能を左右する車載用電池をめぐっては、現在主流のリチウムイオン電池よりも高密度で安全性が高い次世代の全固体電池の開発に、世界のメーカーがしのぎを削っている。

   日産は世界でも技術的に一定の優位性を持っているとされ、後れを取るルノーはEV新会社への日産の技術提供を強く求めているといい、日産がどの程度の知的財産や技術者を新会社に提供するかは、両社の交渉の焦点の一つだ。

   両社は11月半ばまでの合意を目指していると報じられているが、スンナリまとまるか、なお予断を許さない。(ジャーナリスト 済田経夫)

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