海外メディアが懸念する?「年収よりも〇〇のリスク」
小室圭さんのNY州司法試験合格の報を受けて、メディアはお祝いムードにあふれています。
デイリー・メールのウエブサイトに投稿されたコメントも、「英語がネイティブじゃないのに合格するなんてすごい!」「弁護士に合格したなら、もう『一般人の夫』と呼ぶのをやめた方がいいよ」といった、海外読者の「好意的」な声が主流です。
国内では、早くも「年収が大幅アップ」「1億円超えも夢ではない!」といった小室氏の待遇に注目が集まっていますが、海外メディアは「厳しい現実」を懸念しているようです。
Speculation has now moved to how much money Komuro might be earning, instead of when he might be getting fired
(人々の関心は、小室氏がいつ解雇されるかよりも、いくら稼ぐのか、に移っている:AP通信)
多くの人が指摘しているように、競争社会の米国では、たとえ弁護士の資格を持っていても、生き抜くのが大変なようです。とりわけ、世界中から超一流の人材が集まるNY州の司法界で生き残るためには、相当な実力とコネクション、他人との差別化がカギを握りそうです。
「眞子さんの夫」というロイヤルカードも長くは続かないでしょうし、小室氏にとっては「これから」が本当の正念場。年収よりも、まずは「NY司法界で生き残る」ことが先決だと言えるでしょう。
それでは、「今週のニュースな英語」は、「get a boost」(勢いに乗る)を取り上げます。好調な様子を伝える表現です。
US retail sales are getting a huge boost from strong dollar
(ドル高で、米国の小売業は絶好調だ)
Tourism gets a boost after reopening in Japan
(規制を撤廃して、日本の観光業は上向いている)
じつは、「小室氏合格報道」で一番気になったのは、「おっかけ取材」で知られる英紙デイリー・メールの「やる気のなさ」。他メディアから「切り張り」したような記事や、数か月前に掲載した小室氏の写真を「先週の小室氏」として紹介したりと、やる気がまったく感じられないのです。合格したら興味が薄れてしまったのでしょうか。英タブロイド紙の独自視点が懐かしく感じるこの頃です。
(井津川倫子)