「総合満足度」と「おススメ度」1、2位は「mineo」と「IIJmio」
次に、格安スマホ・トップ6の利用者からサービスの「満足度」を聞いた。「料金部門」(安さ、プランの分かりやすさ、お得さ)、「サービス部門」(提供端末やオプションプランなどの豊富さ)、「通信品質部門」(データ通信速度、つながりやすさ)、「顧客サポート部門」(情報の豊富さ、サポート対応の良さ)の4部門でそれぞれ聞き、合計ポイントで「総合満足度」を調べた。その結果は――。
「料金」「顧客サポート」では「mineo」が1位に、「サービス」では「IIJmio」、「通信品質」では「OCN モバイル ONE」がそれぞれ部門トップとなった。この結果、「総合満足度」は「mineo」(764ポイント)がトップとなり、2位「IIJmio」(761ポイント)、3位「イオンモバイル」(7504ポイント)と続いた=図表2参照。
最下位(6位)は「楽天モバイル」(684ポイント)だった。「楽天モバイル」は「通信品質」と「顧客サポート」で6位、「料金」と「サービス」で5位と振るわなかったことが響いた=再び図表2参照。
また、「家族や友人など他人にオススメしたいか?」を知るための「顧客推奨度」(NPS=ネット・プロモーター・スコア)も調査した。携帯電話サービスプランは好き嫌いに個人差が大きく、どちらかと言えば「辛口」の評価が多い。そのため、「推奨者」(9~10点)と「中立者」(7~8点)と「批判者」(0~6点)の採点を出し、「推奨者」の点数から「批判者」の点数を引いた数値でのランキングとした。
その結果、「mineo」がマイナス8.0で最も高い数値となり、2位は「IIJmio」(マイナス10.7)だった。この2トップが「批判者」が少なく、「中立者」と「推奨者」が多くてバランスがいいいため、「おススメ度」が高いと判断された。この順番は「総合満足度」の順位と同じ。一方、最下位は「楽天モバイル」(マイナス53.3)で、こちらも「総合満足度」の最下位と同じ結果だった=図表3参照。