デジタルが生み出す「増価蓄積」経済とは何か?

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「増価蓄積」の代表例...テスラの自動車やスマートフォン

   テスラの自動車を例に「増価蓄積」について、説明している。

   テスラのようなコネクテッドカー(つながる車)は、ネットワークを通じて頻繁にソフトウェアのアップデートが行われる。回生ブレーキやサスペンションの改善、GPSの精度向上、航続距離の向上など、自動車の性能そのものが時間とともに向上する。そして、性能向上を蓄積していく。まさに「増価革命」の象徴だという。

   スマートフォンも「増価蓄積」の典型例だ。

   ハードウェア自体は劣化するが、OSのアップデートが頻繁に行われ、ユーザーが自分にとって「価値がある」と思ったアプリをダウンロードしていくことで、どんどん機能が向上し自分好みの端末へと進化していくからだ。

   コロナ禍の社会で進んだ3つの現象――すなわち、人工知能(AI)の躍進、テレワークの世界的な拡大と浸透、自社のホームページを立ち上げて直接顧客とネットでつながるD2C(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)に共通しているのは、デジタル技術が時間と空間の制約を緩和してくれたということだ。

   デジタルが生み出す増価のメカニズムには、以下の7つがあると説明している。

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