あらゆる投資詐欺から身を守るには?...「情報感度」高めよう!【尾藤克之のオススメ】

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日本はお金に弱い国?

   確実に儲かる投資案件が存在した場合、それが一般に出回ることは理論的に考えられません。オイシイ案件があるなら、筆者である私なら、自分で購入するでしょう。自分で購入できる量がいっぱいになったら、親友にその話をすると思います。第三者の赤の他人が美味しい情報に有りつけるほど、甘くはないのです。だから、目利きの能力を鍛えなければいけません。

   アメリカの公共政策を分析した論文によれば、公共政策で費用対効果が高いのは、子供への教育であることがわかりました。一方、経済協力開発機構(OECD)が2018年に公開した資料によれば、小学校から大学までの教育機関への公的支出の割合は、資料内38か国中で日本が最下位でした。

   いまや日本は教育に投資しない国と言えそうです。日本にはお金の教育がありません。自ら学びませんから、政治家もお金に弱いのです。

   私たちには、老後2000万円問題や、不安定な収入などお金に対する漠然とした不安があります。本書ではリアルな体験をマンガにしているので、初心者がつまずくところが、わかりやすくなっています。

   読み終わるころには、きっと投資や将来のお金への不安がなくなっているはずです。混迷の時代を生き抜くお金のヒントがわかる一冊と言えるでしょう。

(尾藤克之)

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学客員研究員。
議員秘書、コンサル、IT系上場企業等の役員を経て、現在は障害者支援団体の「アスカ王国」を運営。複数のニュースサイトに投稿。著書は『最後まで読みたくなる最強の文章術』(ソシム)など19冊。アメーバブログ「コラム秘伝のタレ」も連載中。
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