トラス政権の動向次第でポンド円が大きく動き、目が離せない(同志社大学 岩瀬颯汰さん)
●今週の相場の振り返り
今週(10月10日週)は13日に9月の米消費者物価指数(CPI)の発表が行われました。9月CPIは前年同月比8.2%上昇で、市場予想の8.1%上昇よりも高い数値となりました。米ドル円相場は遂に1ドル=147円台を記録しており、この安値水準は1990年代以来約32年ぶりとなっています。
●実際の取引
今週は米ドル円とポンド円の2ペアで取引を行いました。
米ドル円では、12日1ドル=145円後半に差し掛かっていたため、円買い介入または円買い介入期待でのショート(売り)トレンドへの切り替えを期待して、3万通貨でショート(売り)しました。
ただ、この淡い期待に背き、米ドル円は146円台へと移ってしまったので、損切りという結果となりました。また、13日のCPI発表後一度ショート(売り)傾向となっていた米ドル円が翌日、再びロング(買い)傾向となっていたので、3万通貨でロング(買い)しました。 ポンド円では、13日BOE(イングランド銀行)が追加で45億ポンド規模での国債購入をおこなったことから3ロットでロング(買い)しました。
●所感
直近数週間、ポンド円での取引が多くなっています。トラス政権の動向次第でポンド円が大きく動き、ファンダメンタルズ的にとても興味深い期間です。クワーテング財務相が更迭という報道もあり、暫くイギリスの情勢から目を離せなさそうです。
●取引状況
先週からの損益 プラス1万4400円
10月14日現在 212万3127円
◆ゆかてぃんのワンポイントアドバイス
前回の為替介入水準付近でショートを狙ったというかたちですね。先週もかなりショートポジションが多く、おそらく同じように考えた市場参加者が多くいて、踏みあげられたかたちで大きくドル円は上昇してしまいました。イギリス情勢はかなり注目度が高いですし、しっかりとファンダメンタルズを追いかけていればチャンスは多いので、そこに着目してエントリーされたのはさすがです。
政府と中央銀行の政策動向で相場はどうなるのか。イギリスという主要国でそこがこじれてしまってこれからどうなるのか。それぞれがどのように対応して、どう挽回していくのか。とても勉強になるなとトレードのシナリオを考えながら個人的にも思っています。ポンドの動向とともに次週のトレードも期待しております!
FXは高校時代から独学で学んできており、このたびは自身の実力を試したく、このFX大学対抗戦に臨んでいます。不束者ですが、よろしくお願いします。
※今週は取引をお休み(一橋大学 チームMegis)
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
10 月14日現在 90万5670円
林檎
一橋大学投資サークルTOWALYに所属しています。ファンダメンタルズ分析を基に株式投資を行っており、FXはまだ初心者です。モラトリアム実践中! 経験が浅いFXでは試行錯誤が続くことと思いますが、みなさんに成長していく姿をお見せしたいと思っています! よろしくお願いします!!
一橋大学投資サークルTOWALYに所属しています。FXの経験はまだ浅いのですが、この一年を通してさまざまなことを吸収し、成長していきたいと思っています。テクニカル分析に興味があります! 1年間よろしくお願いします!
◆◆アドバイザーのプロフィール
得意な通貨はポンドで、最近は仮想通貨も取引。
ツイッター @fx_yukatin
CXR投資チャンネル https://www.youtube.com/channel/
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・取引の過程で大きな損失が発生して資産が「ゼロ」になった(元本割れを起こした)場合は、その時点でリタイアとなります。
・運用期間は6か月で、最終週時点での資産増減額で順位を決めます。
学生投資連合USIC
「学生の金融リテラシー向上」を理念に全国26大学1000人以上で構成。企業団体・官公庁との勉強会の開催、IRコンテストの運営、金融情報誌「SPOCK」を発行する。
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