「日本銀行の為替介入、次はいつか、怯えながらの取引だった」とは、北海道大学 金融研究会の小松柊太さん。一方では、9月の米消費者物価指数の発表(日本時間10月13日)をねらった取引で、大幅プラスを勝ち取った。
同志社大学の岩瀬颯汰さんは、12日に1ドル=145円後半に差し掛かっていたことから、円買い介入やその期待で売りを試みるも、これはザンネンな結果に。しかし、ポンド円での取引では利益を出せたという。そんな両者の今週の成果を見ていこう。
指標発表の瞬間を張り、大きく利益を出すことができた(北大金融研究会)
月曜は祝日で、すっかり取引のことを忘れておりました。なので、今週は火~金曜の4日間の取引です。それにしても、先週の時点で前回の日銀の為替介入の水準を上回っており、次の介入はいつかと怯えながらの取引。しかし、今週は結局介入することもなく、一方で、9月の米CPI(米消費者物価指数)は予想よりも高く、振り返ってみれば円安一辺倒の一週間でした。
◇今週の取引
前半はCPIの発表を控え145円台をうろつく展開と考えていたので、買いポジだけでなく、テクニカル面を見ながら、売りポジも入れてみました。そして、米CPI発表のときになんとか2万6100円の利益を確定。逆指値注文で一度は失敗したものの、上がりきった後の反発を逆張りし大幅プラスとなりました。
その後翌日はCPI発表の反発を狙いながら、147円台前半を想定して利益を積み重ねていきました。予定があったため、金曜の午前で取引を終了。そしたらいつのまにか、148円どころか149円間近にまで迫っており、FXより家計の心配をしている私です。
今週は久々に指標発表の瞬間を張り、大きく利益を出すことができたと思っています。あと、損切りラインを決める際に初めて、「トレール」というものを使ってみました。レートが上振れるにつれて損切りラインも上にずれていくというのは、よく考えられているなと調べて思った一方、値動きが荒いときにはあまり使わない方がよいのかな、とも考えました。また武器を一つ手に入れたので、有効に使っていこうと思います。
◇今週の結果
前週からの損益 4万9350円プラス
10月14日現在 106万7300円
◆ゆかてぃんのワンポイントアドバイス
安定した短期トレードの運用で素晴らしいですね。しっかり指標も意識しつつ、チャートで相場が意識しやすいポイントで売買をして、着実に利益を積み上げてきていますね。トレールはスキャルパーはあまり使うイメージはありませんが、それなりに値幅を狙うデイトレード以上の方でしたら使われるのかなと思いますし、私はスイングトレードなので頻繁に手動で使っています。業者によっては、トレール注文を入れられるところもありますね。資金管理では役に立つひとつのやり方なので、実際に使ってみて使える場面があれば是非活用してみてください。
北大金融研究会(HFAC)所属。投資は積立投信から始め、半年ほど経つ。FXは試しにかじってみたものの1500円の損失を出し、情報の大切さと難しさを体感。今回、もう少しチャレンジしてみることにした。趣味は旅行、写真など浅く広く。プロフィール写真は今年2月に訪問した納沙布岬。
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FXトレードは初挑戦。今まではファンダメンタルを基礎とした株式投資を行っていました。今回のFX大学対抗戦では、せっかくのデモトレードということで、テクニカル分析にも挑戦したいです。趣味は映画観賞。最近観た映画の中では「ドライブ・マイ・カー」が推し。