海外市場にも注力...2026年2月期までに80店目標
ここでコメダHDの概要を確認しておこう。
1968年に「コメダ珈琲店」の1号店を名古屋市内にオープンし、現在も名古屋市東区に本社を置く。デニッシュパンにソフトクリームなどを乗せた「シロノワール」といったユニークな商品やゆったりくつろげる客席、お得感などを売りモノに、喫茶店文化が盛んな東海地方の有力店として名古屋を中心に店舗数を拡大してきた。
2003年に関東、2006年に関西に進出し、2016年に東証1部に上場した。2022年8月末の店舗数は海外(34店)、和風甘味喫茶「おかげ庵」(12店)などを合わせて965店に及ぶ。
近年は海外市場にも注力しており、2026年2月期までに海外店舗80店を目標とする。これまでに台湾と中国・上海に展開しているが、香港とインドネシアへの出店を準備中だ。
国内市場の飽和を見据えた海外事業の進捗状況にも、投資家が注目している。(ジャーナリスト 済田経夫)