1ドル=150円台への上昇が現実味を帯びてきた(10月17日~21日)【株と為替 今週のねらい目】

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東京外国為替市場 米国の利上げ継続...日米金利差、一段と拡大か

東京外国為替市場見通し(10月17日~21日)
ドル・円予想レンジ:1ドル=146円00銭~151円00銭

2022年10月14日(金)終値 1ドル=148円74銭

   今週の外国為替市場でドル円相場は、ドルが堅調か。

   前週のドル円相場は、ドルが大幅に上昇した。米国の利上げ観測の強まりを背景に、日米金利差拡大からドルは一時1ドル=149円手前まで上昇した。

   今週のドル円相場は、ドルの堅調地合いが続きそうだ。米国の利上げ継続により、日米金利差が一段と拡大するとの見方が、積極的なドル買いを支えている。1ドル=146円手前で行われた日本政府・日銀によるドル売り介入もすっかり影を潜め、日本政府の高官による口先介入だけが空しく行われている。

   強かった介入に対する警戒感も、ドルの上昇にも関わらず、口先介入だけの状況下でドル買いが加速しており、1ドル=150円台への上昇が現実味を帯びている。最大の焦点は介入がどの水準、タイミングで行われるかだろう。

   経済指標は、国内では20日に9月貿易収支、21日に9月消費者物価指数などの発表が予定されている。

   海外では18日に中国の7-9月期GDP(国内総生産)、中国の9月鉱工業生産、中国の9月小売売上高、米国の9月鉱工業生産、19日に米国の9月住宅着工件数、米国のベージュブック(地区連銀経済報告)、20日に米国の9月中古住宅販売――などの発表が予定されている。

(鷲尾香一)

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