【1万円からはじめる暗号資産】インターネットコンピュータ(ICP)とビットコインの統合って、どういうことか?【暗号資産バトル 第19節】

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難しい環境、仮想通貨に勢いは出ず(北海道大学 花野直樹)

   トレードに関しては今週もノーポジで終わりました。

   ではまた今週も、マクロ環境とテクニカルの視点からビットコインやイーサリアムを分析していきたいと思います。

   先週は記事をお休みしたので、2週間分のイベントを振り返ってみたいと思います。経済指標は個人消費の物価を示すPCEデフレーターは予想より上、製造業の景況感を示すISM製造業景況感指数は予想より悪い、新規失業保険申請件数は予想より良い結果となり物価は高く、景気に関しても陰りが見えてきました。この記事は10月7日の雇用統計の前に書いているもので、この指標にも注目が集まります。

   また、イギリスではトラス政権の減税と補助金の政策を打ち出し、債券価格が暴落したトラスショック、OPECプラスの原油減産などマクロ環境は混沌としてきました。

   仮想通貨の値動きを予想するうえでほぼ連動しているといっても過言ではないNASDAQ指数を見てみましょう。

   NASDAQは週足200MAの価格帯にあり、そこで反発するのか下抜けしてしまうのかが注目です。ここでテクニカル的には、実は上昇するサインがいくつか出ています。まず1時間以下のローソク足を見てみると下値を切り上げて反発しています。そして、恐怖指数が高値圏にあるものの値動きは落ち着いてきており、日足のMACDを見るとデットクロスをしています。

   これらの理由から短期的には上昇すると考えていたのですが、上昇の勢いも弱く、金利は高止まりのままであったので、その考えも自信が持てなくなってしまいました。

   株価が上昇する要因と下落する要因が入り乱れており、本当に難しい相場だと感じております。

   ではBTCはというと、相変わらず株価に値動きが連動しているものの、株に対して値動きの振れ幅が小さく18500~20400ドルのレンジ相場であり全然勢いがない状況です。このような難しい環境において、無理にポジションをとる必要はないと思うので、今後大きく相場が動くまで待ちすぎかもしれませんが「待つも相場」を続けたいと思います。

前週からの損益   プラス・マイナスゼロ
10月7日現在           9754円

◆池田昇太のワンポイントアドバイス
ビットコインはここ1ヶ月は一定の値幅を行ったり来たりを繰り返していますね。
1万9000ドルから1万7500ドルあたりは底堅いサポートラインとなっている様子で、今年の6月にも一度反発しています。もしこの辺りの水準まで下がることがあれば買い増していきたいところですね。
また、雇用統計は予想よりも非農業部門雇用者数が予増え、失業率は低下という結果を受け、ドル円が伸びているものの株式市場は上昇しませんでした。
おっしゃる通り、株価については上昇を十分に期待できない状態で、しばらくは動きを見守っていた方がいいかもしれません。
花野 直樹(はなの・なおき)
花野 直樹(はなの・なおき)
北海道大学工学部4年
北大金融研究会の所属。ふだんはテクニカル分析を使った株式の短期トレードをしています。やるからには1位をとれるよう、頑張ります!

※取引をお休み(東京大学 迫嵩明さん)
前週からの損益    プラス・マイナスゼロ
10月7日現在             1万円

迫 嵩明(さこ・たかあき)
迫 嵩明(さこ・たかあき)
東京大学文科二類2年
学生投資連合USIC代表
高校3年生の時に株式投資のおもしろさに目覚める。日本株、米国株、仮想通貨投資を行う。長期的に伸びる市場でビジネスを展開している企業に長期投資することをモットーとしており、テンバガーを虎視眈々と狙っている。 金融を学ぶ「おもしろさ」、投資を始める「意義」を多くの人に知ってほしいと切に願う。
学生投資連合USIC:https://www.usic2008.org/

◆◆アドバイザーのプロフィール

池田昇太(いけだ・しょうた)
池田昇太(いけだ・しょうた)
池田昇太(いけだ・しょうた)
フリーランスのWebディレクター。金融系メディアを対象に執筆やディレクター業務に従事。投資歴7年。FXと仮想通貨をメインにトレードしています。ファンダメンタル分析よりかはテクニカル分析を好む。最近はNFT(非代替性トークン)の詐欺事例、法的問題について関心あり。
大学対抗戦「暗号資産バトル」競技ルール
・元本は1万円。
・通貨の選定は自由。ただし、国内の事業者で買える暗号資産に限定。
・レバレッジはかけられません。
・20%を超えて下げた場合は、強制的に取引を停止(ロスカット)とする。
・元本割れは1回まで。2回、資産を失った場合は、その時点でリタイアとする。
・運用期間は6か月。最終週時点での資産増減額で順位を決める。

学生投資連合USIC 「学生の金融リテラシー向上」を理念に全国26大学1000人以上で構成。企業団体・官公庁との勉強会の開催、IRコンテストの運営、金融情報誌「SPOCK」を発行する。
http://usic2008.com/

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