「受信料1割値下げ」踏み切ったNHKに批判の声も...「もうテレビの時代じゃない」「スクランブル化望む」

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「見たい人だけが有料で見るスクランブル化が公平」の声

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スマホでニュースを見る人が多い時代。NHKいる?(写真はイメージ)

   NHKは「スクランブル放送化」を目指すべきだという声が圧倒的に多かった。スクランブル放送とは、契約した人だけがテレビを視聴できるシステムだ。だが、政府はスクランブル化には反対の立場だ。また、NHKは公式サイト「よくある質問集 なぜ、スクランブルを導入しないのか」のなかで概略をこう説明している。

「公共放送として、特定の利益や視聴率に左右されず、社会生活の基本となる確かな情報や、豊かな文化を育む多様な番組を、いつでも、どこでも、誰にでも分けへだてなく提供する役割を担っています」
「緊急災害時には大幅に番組編成を変更し、正確な情報を迅速に提供するほか、教育番組や福祉番組、古典芸能番組など、視聴率だけでは計ることの出来ない番組も数多く放送しています」
「スクランブルを導入した場合、どうしても『よく見られる』番組に偏り、内容が画一化していく懸念があり、結果として、視聴者にとって、番組視聴の選択肢が狭まって、放送法がうたう『健全な民主主義の発達』の上でも問題があると考えます」

   一方では、こんな反発の声が寄せられた。

「値下げじゃなくてスクランブル化!利用する人が対価を負担する。これが本来の道理」
「テレビを所持したら(中略)NHKとの契約義務が発生するというのが異常でしょう。電気、ガス、水道、電話、ネット全部利用意思がない、もしくは払わなければそれが利用できなくなります。NHKも同じように利用意思がない、もしくは払わない家庭にはNHKの放送だけ映らなくすればいいだけ」
「スクランブル化にして、見たい番組だけ料金を払って見られる(CSと一緒)ようにすれば、誰だってフェアだし文句は言わない」
「教育テレビとニュース、ドキュメンタリーを一つのチャンネルにして月額500円程度にすればよいと思う。朝ドラや大河などのドラマや、紅白などを作り続けるならスクランブル放送にして観たい人から別途有料で徴収すればよいと思う」
「コンテンツで勝負して、スクランブル化を求めていた人たちも取り込めばよいだけの話」
「私も一番はスクランブル化してほしいですが、今は500円でも高いと感じます。(中略)芸能人使ったワチャワチャした番組は民放がやればいいと思っています。でも最近、災害時もネットのほうが情報早いし、停電したら結局テレビを見られないし、と考えたら、結局必要?となってしまいます」

   もっとも、受信料値下げを歓迎する人からは、こんな意見があった。

「受信料の話なのに、半分以上は関係ない文句ですね。NHKは朝ドラでも大河でもなく、ドキュメンタリーの質が高いです。全国どこでも映るし、教育テレビも優秀だと思います。みんなお世話になっているはずです。私も受信料は高いと思っていますが、みんなが払えば受信料は下がると思っています」

(福田和郎)

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