企業は積極的に内定者とコミュニケーションを
就職みらい研究所の栗田貴祥所長は、こうコメントをしている。
「学生のコメントを見ると、10月になって内定式に参加した学生から『たまに違う道にしておけばよかったと思うことはあるが、内定式を終えるとここでとりあえず頑張ろうという気持ちになった』など、入社に向けて前向きな声が聞かれました。一方で、『内定先から1回だけ連絡があっただけで、それ以降連絡がないので、心配している』『この進路で本当にいいのかと考えることが増えた』など不安を感じている様子もうかがえます」
「企業とのコミュニケーションによって学生が抱く不安が軽減されることもあります。入社後の活躍を見据え、企業から積極的に機会を設けていただくことを期待しています。まだ進路が確定していない学生の皆さんには、諦めずに自分のペースで最後まで就職活動を続けることで、納得のいく進路決定をしていただきたいです」
内定者と就活を続ける学生双方に熱いエールを送った。
調査は2022年10月1日~3日、2023年卒業予定の大学生・大学院生で、リクルートが運営する就活支援サイト「リクナビ」のモニターに登録した大学生6254人、大学院生1372人の合計7626人を対象に行なった。
(福田和郎)