きょうは50代のRさんがいらっしゃっています。
「まだまだ人生はこの先も長いですし、まわりでも『学び直し』をしている人が増えてきました。せっかく学ぶならば、やっぱり収入アップにつながる内容を学びたいと思っています。新しい学びとなると、『最先端の技術』とかなんでしょうかね? 文系なので数学は苦手です...」
大切なのは実践に必要な勉強
もちろん流行りのAIやメタバースなど最先端の技術を学ぶことも大切なことだと思いますが、現在、まったく違う分野の仕事をしていたら、実際に使う機会もないまま、「学んだだけ」で終わってしまう可能性があります。
自分の「稼げる力を高める」には、学んだことを生かすしかありません。ただ、知識として「インプットする」のではなく「アウトプット」すること、実践できる場所が必要です。仕事と直結する内容であれば、実践しやすいので身につきやすいですよね。
たとえば、仕事に必要な内容を調べたのであれば、それを同じ組織中で共有したり、資料をバージョンアップしたりする。自分のためでなく、組織のためになることを率先してやってみてはいかがでしょうか。自分が手がけた仕事によって、「誰かが喜んでくれること」は学びの原動力にもなりますよね。