北海道大学と同志社大学がともに大勝した!
北海道大学 金融研究会の小松柊太さんは、日本政府・日本銀行が2022年9月22日に実施した円買い介入後の米ドル円相場に注目。その流れを予測して取引を重ねたところ、6万円を超えるプラスを確保した。
同志社大学の岩瀬颯汰さんは英国に着目。エリザベス女王の逝去から間もなく1か月。トラス英政権が大幅減税政策を発表するなど、本格的に始動したことを受けて為替市場も反応した。今週は英ポンド円、1本にしぼって勝負。資産残高を200万円台に乗せた。
一橋大学チームMegisは取引をお休みした。
円買い介入後の相場予測に成功!(北大金融研究会)
Windows11に慣れない北大金融研究会の小松柊太です。今週(9月26日週)のドル円相場は9月中で一番穏やかだったのではないでしょうか。26日は1米ドル=143円台半ばからスタートし、先週の日銀介入の反発の余波で1日中上昇相場でした。その後、28日未明には144円90銭に到達しますが、その後は反対に大きく下落。144円を下回る時もありましたが、その後は144円50銭付近を漂う、という一週間でした。
なぜ穏やかだったのかと言えば、先週に米FOMC(米連邦公開市場委員会)と日本政府・日本銀行の為替介入があったことで、日米の方向性が定まり、不安材料が払拭されたからでないかと考えています。
相変わらず日米金利差は広がっていくばかりですが、日銀が145円台で円買いに踏み切ったことで145円突破が困難になったのでしょう。そんな中で、今週は約6万円を超す利益を出すことができました。
◆ 今週の取引
今週は日銀介入の反発が来ることが容易に想像できたので、原則買いポジションしか持たないことにしました。そして、損切りラインは1ドル=144円に設定。これを下回ることは相当の円買い材料がないと起こらないと考えたからです。こうして前半は着々と利益を出すことができました。
しかし28日午後から反発し、ここで144円を割り込むことに。4万7000円の損失を出してしまいました。ここで反発した要因がなかなか分析できていないのですが、28日深夜にFRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長の発言を控え、利益を確定する動きが大きくなったからでしょうか......。
損切りラインに設定していた144円を割ったものの、予想に反してすぐ144円台に回復。その後は144円50銭を行ったり来たりの展開でした。そこでも細かく利益を積み上げ、1週間では6万4710円のプラスです。なんとか100万円を回復しました。
米GDPやPCEの発表でも大きく動くことはありませんでした。やはり大きく動くタイミングは指標の大きさだけでなく、市場予測との乖離がポイントであることを実感しているところです。
来週もいくつか指標発表がありますが、145円に日銀が待ち構えている今、どこまで円安に振れるか楽しみです。
前週からの損益 プラス6万4710円
9月30日現在 100万4820円
◆ ゆかてぃんのワンポイントアドバイス
100万円に戻ってきましたね! 28日(水)はスポット末日であり、9月は四半期末でもあるので、実需の動きはもちろんのこと、月末に向けた日本銀行の為替介入への警戒感などもあったのかなと思っています。
トレード成績かなり良くなりましたね。上値は重いですが下値も底堅く、短期売買ですと買い回転で比較的取れやすい相場だったのかなと思います。ここで安心して資金を飛ばさないように気を付けたいところですね。頑張りましょう!
北大金融研究会(HFAC)所属。投資は積立投信から始め、半年ほど経つ。FXは試しにかじってみたものの1500円の損失を出し、情報の大切さと難しさを体感。今回、もう少しチャレンジしてみることにした。趣味は旅行、写真など浅く広く。プロフィール写真は今年2月に訪問した納沙布岬。
▶北大金融研究会
FXトレードは初挑戦。今まではファンダメンタルを基礎とした株式投資を行っていました。今回のFX大学対抗戦では、せっかくのデモトレードということで、テクニカル分析にも挑戦したいです。趣味は映画観賞。最近観た映画の中では「ドライブ・マイ・カー」が推し。