ヘンリー王子とメーガン妃が恐れる?チャールズ国王の「ある決断」
それにしてもエリザベス女王の崩御を受けて、なぜ急にヘンリー王子とメーガン妃の動きに変化が生じているのでしょうか? 地元メディアの報道によると、カギを握っているのはチャールズ新国王のようです。
チャールズ国王の周辺が、ヘンリー王子の「回顧録」の発売中止に向けて動いているとの報道もありますが、実際、新国王は「回顧録」や「ネットフリックス番組」の内容を相当気にしている様子。
じつは、チャールズ国王はヘンリー王子とメーガン妃の二人の子どもに「王子」と「王女」の称号を与えるかどうかの判断を明確にしておらず、その理由が「回顧録と番組の内容次第」だと推測されているのです!
実際、エリザベス女王の死去に伴い、二人の子どもは「王子」と「王女」の称号を受ける権利があるとされていますが、それは新国王の「判断」次第。そうなると、ヘンリー王子とメーガン妃が、二人の子どもの称号を得るために、チャールズ国王との関係を悪化させるような内容を変更しようと、あわてて「再編集」に動いている...。そう考えると、納得がいきます。
とはいえ、ヘンリー王子とメーガン妃の思い通りにいかないのが世の常です。出版社もネットフリックスも多額の契約金を払っているからには元を取ろうと必死ですし、二人が「再編集」しようと動けば動くほど注目が集まるので、商機を逃さずに世に出そうとするでしょう。
王室を離れた二人がビジネス界とどう渡り合っていくのか。エリザベス女王が亡くなっても、世界一のお騒がせ夫妻ぶりは健在のようです。
それでは、「今週のニュースな英語」は「desperate to」(~しようと必死になる)を使った表現を紹介します。大ヒットドラマ「デスパレートな妻たち」のタイトルにも使われている単語です。
She is desperate to win the game
(彼女は試合に勝とうと必死になっている)
He is desperate to find lost wedding ring
(彼はなくした結婚指輪を必死で探している)
I am desperate to know the result
(どうしても結果が知りたい)
先日発売された王室ライターの著書で、チャールズ国王がメーガン妃のことを「タングステン」というあだ名で呼んでいたことが暴露されました。「タングステン」はダイヤモンドに次ぐ硬さを持つ金属で、メーガン妃のタフさと回復力を表しているとか。
英国民には「不人気」のチャールズ国王ですが、一味ひねったユーモアのセンスはさすがです。思わず、チャールズ国王に軍配を上げたくなりました。
(井津川倫子)