マッチングアプリ利用者15%、「恋活」「婚活」の主流に 調査では、トラブル遭遇4割以上!...「詐欺」「写真加工」「暴言」にご注意

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顔写真加工、ドタキャン、性目的、詐欺などのトラブルも

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実際に会うとマッチングアプリの「顔」と全く違っていた?!(写真はイメージ)

   ただ、マッチングアプリは見知らぬ相手と出会う危うさがあり、トラブルが絶えない。その傾向は男女で異なるといわれる。男性が遭遇しやすいトラブルは、女性のプロフィール写真の過度な加工、デートのドタキャン、宗教や詐欺まがいビジネスの勧誘など。女性が遭遇しやすいトラブルは、性目的男性や既婚者による被害、相手からの暴言などが挙げられる。

   実際、どのくらいの割合でトラブルに遭っているのか。利用経験者に聞くと、44.6%にトラブル経験があった。男性が45.8%、女性が43.6%と、男性のほうがやや多かった。

   それぞれ体験したトラブルを聞くと(複数回答可)、「すっぽかし/ドタキャン」(26.5%)が最も多く、次いで「顔写真が加工されており実物とは違った」(26.0%)、「恋活/婚活ではなく性行為を目的としていた」(19.3%)と続く=図表5参照。男女別でみると、女性のトップは「恋活/婚活ではなく性行為を目的としていた」(30.0%)、男性のトップは「すっぽかし/ドタキャン」(33.0%)だった。

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(図表5)マッチングアプリで遭遇したトラブル(MMD研究所の作成)

   経験したトラブルをフリー回答でみると、男性からはこんなケースが――。

「会ってお話がしたいと言われ会ってみたら、副業をやっており稼げるのでぜひ紹介したいという話の流れになり、無理矢理よく分からない人がやっているセミナーに参加することになった」(20代)
「投資の勧誘」(40代)

   詐欺まがいのケースが目立つ。また、ほかにこんな例が。

「写真がメイクなどで加工されており、印象が大きく違った」(30代)
「あらかじめ登録されていた情報と全く違っていた」(30代・男性)
「会う約束をして当日に待ちあわせ場所で待っていたが、すっぽかされた。その後連絡したが、返事がなく連絡を取れなくなった」(40代)
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デート場所に現れるのは期待通りの彼だろうか?(写真はイメージ)

   一方、女性のトラブルは男性よりも深刻なケースが多いようだ――。

「既婚者が独身と偽っていた」(20代)
「別人の写真を登録していた」(40代)

   こちらは、結婚詐欺まがいのケースが目立つ。また、心を傷つけられる体験も挙げられている。

「食事に行った際に、会計でこちらが半分出すと言ったが、相手が『全部出すのでいいです』と言った。その方とはこれ以上お会いする気がなかったので、その後のメールでもそのような言葉で伝えたのだが、『つきあう気がないのであれば食事代を返せ』と口座を指定して入金を迫ってきた」(30代)
「見た目について嫌なことを言われた」(30代)
「会うのを断った瞬間から、罵詈雑言のメッセージがずっと来ていました」(40代)

   なお、調査は2022年9月2日~9月5日、スマートフォンを所有する20歳~49歳の男女1万人を対象に行い、そのうちマッチングサービス・アプリ利用経験者に集中的に聞いた。

(福田和郎)

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