上場企業の財務諸表から社員の給与情報などをさぐる「のぞき見! となりの会社」。今回取り上げるのは、英語コーチングサービスを提供するプログリットです。
プログリットは、2022年9月29日に東証グロース市場に上場したばかりの会社です。上場翌日の30日、テレビ朝日の弘中綾香アナウンサー(31)が結婚相手と発表した「一般男性」が、実はマッキンゼー出身の同社社長、岡田祥吾氏(31)であったことが話題になっています。
コロナ禍を乗り越え、2022年8月期は「過去最高」の見込み
それではまず、プログリットの近年の業績の推移を見てみましょう。
プログリットは2016年9月に、東京・銀座で会社を設立。英語コーチングサービス「TOKKUN ENGLISH」を開始しました。2017年8月期の売上高は1億あまり。それから4期あまりでおよそ20億円にまで急速に売上を伸ばしています。
ただし、利益には波があり、2019年8月期には経常利益が1億3109万円まで伸びましたが、コロナ禍で海外渡航制限やTOEICの公開テスト中止などのあおりを受け、2021年8月期は4581万円の営業赤字、7683万円の最終赤字に落ち込んでいます。
この点について岡田社長は、ビジネスインサイダーのインタビューに「予測できない事態が起きた時に利益を保てるようなビジネスモデルではなかった」と経営上の問題があったことを語っています。
なお、2022年8月期の業績予想は、売上高が前期比13.0%増の22億3900万円、営業利益が2億9000万円、最終利益は1億8600万円と、いずれも過去最高となる見込みです。