ウィズコロナなら鉄道よりも航空機! 「跳ねる卯年」に期待のジャムコ【格言で買う! 株式投資】(石井治彦)

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ジャムコ株「かなり入れ込んでいる」

   ジャムコのホームページなどによると、ラバトリーなどの構造材には、軽量で強度を兼ね備えたハニカム構造を採用していて、航空機材は顧客スペースを確保するため、限られたスペースに最大限の強度と軽量化と安全性が求められているというわけ。つまり、品質の良さは折り紙付きといえそうだ。

   ジャムコ株についてはこれまで、この会社ウォッチでも何度か取り上げてきた。実際に、株主総会や新潟工場へも足を運んで、その品質のよさを自身の目と耳で確かめもした。期待もしているし、かなり入れ込んでいると思う。

参考:「新聞ななめ読み投資術」石井治彦のこんな株買った! 「社長の市場予測に乗った! 低空飛行の「ジャムコ」株に買い材料」2017年6月4日

   しかし、その甲斐はあった(と思う)。ジャムコの企業業績は2021年3月期を底に、確かに上向いている。同社の第82期決算報告書の「航空機内装品セグメント」では、「航空機メーカーによる新造機生産は22年度横バイ、23年度以降は段階的に回復」の見通しを立てている。

   ジャムコは2021年3月期から無配を継続。23年3月期も無配の見込みだが、2~3年先を見た場合、ボーイング社の業績回復に伴う業績改善は十分に見込めると考えている。

   ジャムコ株はここ最近、毎日のように年初来高値を更新している。5年の中期チヤートで価格帯出来高をみると、1600円に(30~40万株)の出来高。それを超えると2200円に(70~80万株)の出来高が見られる。その後の節目は2400円、2900円となっている。

   9月16日時点で、保有900株の含み損はマイナス21万9600円。ちなみに、2018年8月27日(「新聞ななめ読み投資術」石井治彦のこんな株買った!「【追跡】航空機の内装品で絶好調のジャムコ 上昇気流にワクワク」の記事掲載時。ボーイング787の月間製造機数は12機)のジャムコ株の終値は2948円だった。まずはプラス転換を期待している。

【ジャムコ】(7408 )
2022年9月16日現在 保有900株 平均取得単価1656円
年初来高値2022/9/13  1594円
年初来安値2022/3/8  674円
直近 終値2022/10/3  1326円



プロフィール
石井治彦(いしい・はるひこ)
投資歴25年。「現物株式取引」と「長期投資」が基本姿勢。情報源はもっぱら会社四季報や日本経済新聞、経済誌など。また、株主総会やIR説明会には、できるだけ顔を出すようにしている。東京都出身。

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