ユニクロとしまむらの出店場所はなぜ違うのか?

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地方に多い、しまむらの独自の物流体制

   ファーストリテイリングとしまむらとの比較が興味深い。地方圏への出店は、ファーストリテイリングが39.0%なのに対し、しまむらは50.5%と、島村は地方圏に店舗が多くなっている。

   しまむらは、単独店が中心で、およそ12000世帯を1商圏として店舗を配置。幹線道路だけでなく生活道路沿いにも出店している。低価格販売が最大の武器で、SPAではなく、さまざまなアパレルの商品(プライベートブランドを含めて)を販売している。

   しまむらは商品をすべて買い切りで安く仕入れている。買い切った多様な商品をすべて売り切るため、独自の物流体制を構築していることを地図で説明している。

   北から順に、盛岡、福島、埼玉県桶川、愛知県犬山、岡山、北九州の6カ所に物流センターがあり、物流センター間で商品輸送を行う。冬物の定番商品は、北海道から販売しはじめ、徐々に本州、四国、九州、沖縄の順に販売していく。

   店舗で売れ残った商品は、商品配送時に回収され、他の店舗に移送される。ファッション性の高い商品は、4週間で売り切ることを目指し、売れ残り商品は、売れている店舗に移送される。こうして店頭には常に新しい商品が陳列され、リピート利用を促進しているという。

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