参戦は「技術力」&「環境意識」の高さの表れ...F1撤退表明ホンダの動向にも注目
フォーミュラEには、日産自動車、メルセデス・ベンツ、ポルシェ、ジャガーなど日欧の大手自動車メーカーが参戦。インドのマヒンドラ、中国のNIO、シンガポールが拠点のエンビジョンなど新興の自動車メーカーやエネルギー関連企業も参戦している。
フォーミュラEへの参戦は、そのメーカーの技術力と環境意識の高さを物語る。それだけに、スポンサーの広告効果も大きい。
日本で唯一の参戦メーカー、日産は「EVがもたらすワクワクする楽しさを世界中のお客さまにお届けするため、フォーミュラEに参戦している。日産にとって5シーズン目となる来季は、従来よりも小型化、軽量化したマシンで、最高速度は時速320キロオーバーとなる」などとコメント。今後も高性能マシンを開発し、世界のトップ争いに加わる意欲を見せている。
現在、日本ではBSフジがフォーミュラEをダイジェストで放送している。
フォーミュラEは排気音がないため、F1のような迫力はないものの、市街地コースを高周波のモーター音を響かせて走る姿は、新時代のモータースポーツとして映像でも存分に楽しめる。
フォーミュラEの東京開催が決まれば、日産に次ぎ、トヨタ自動車やホンダが参戦する可能性もある。とりわけF1撤退を表明したホンダにとっては、EVで世界最高峰のフォミュラカーレースに復帰する意義は大きいだろう。