モバイルゲームユーザー、「日米」国民性の差が調査結果に現れたなぜ?...担当者に聞いた 「過激なマッチョ」大好き米国、「ストーリー性」「育成」偏愛の日本

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外出禁止令が出た米国、ゲームを楽しむしかなかった

親子で楽しめるのがモバイルゲームのいいところ(写真はイメージ)
親子で楽しめるのがモバイルゲームのいいところ(写真はイメージ)

――日本人はスマホ中心でゲームを楽しんでいますが、アメリカ人は大きな画面のタブレットとパソコンが多いのはなぜでしょうか。日本人は1人で楽しみ、アメリカ人は複数で楽しむということですか。

大和さん「別の調査になりますが、タブレットやPCの所有率を日本とアメリカで比較すると、アメリカのほうが圧倒的に高いのです。デバイスの所有率の差が、どのデバイスでゲームを遊ぶかどうかにも反映されていると推測されます」

――新型コロナの影響でモバイルゲームをやる人が増えたのも、アメリカのほうが2倍以上多いですね。日本も「おうち」にこもった人が多かったはずです。何か、ゲームに対する基本的な考え方に日米差がある気がします。

大和さん「これは推測の域ですが、日本では緊急事態宣言下でも強制的に外出を禁止する命令はありませんでしたが、アメリカでは外出禁止令が出されています。そうした環境要因が大きいと考えられます。できることがかなり限られたため、ゲームの頻度が上がったのだと思います」

――なるほど。しかし、持っているモバイルゲームの数も圧倒的にアメリカのほうが上ですよね。課金の額もアメリカ人のほうが高いという結果が出ました。このあたり、何かお金のかけ方が日米では違う気がします。

大和さん「ゲームに触れている時間がアメリカのほうが長かったり、年代を問わずゲームを楽しんだりしている部分が現れているのだと思います。課金の額に関しては、アメリカでは外出禁止令などもあり、消費先がサブスクやゲームなどに偏ったのではないでしょうか」
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