モバイルゲームユーザー、「日米」国民性の差が調査結果に現れたなぜ?...担当者に聞いた 「過激なマッチョ」大好き米国、「ストーリー性」「育成」偏愛の日本

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「マッチョ系」大好き米国、「育成」人気の日本

   続いて、モバイルゲームで遊ぶ1回の平均時間を聞くと、ここでもアメリカ人のほうが長く楽しんでいる傾向が出た。日本人は「30分未満」(35.5%)が最も多く、次いで「1時間程度」(34.6%)、「2時間程度」(17.1%)の順となったが、アメリカ人は「1時間程度」(30.8%)が最も多く、次いで「2時間程度」(20. 6%)、「30分未満」(15.4%)の順となったのだ=図表3参照

(図表3)モバイルゲームで遊ぶ1回の平均時間(MMD研究所の作成)
(図表3)モバイルゲームで遊ぶ1回の平均時間(MMD研究所の作成)

   直近1年以内に遊んだモバイルゲーム数も、アメリカ人のほうが多かった。日本人は「2個」(22.1%)が最も多かったが、アメリカ人は「10個以上」(20.3%)が最多。歴然とした差が出たのだった=図表4参照

(図表4)直近1年間で遊んだモバイルゲームの数(MMD研究所の作成)
(図表4)直近1年間で遊んだモバイルゲームの数(MMD研究所の作成)

   ところで、日米のユーザーたちはどんなジャンルのゲームを楽しんでいるのか。直近1年で遊んだモバイルゲームのジャンルを聞くと(複数回答可)、日本人は「パズル」(49.7%)が最も多い。

   次いで、「ロールプレイング」(24.0%)、「育成」(21.4%)となった。アメリカ人も「パズル」(58.0%)が一番だが、次いで「アクション」(45.9%)、「アドベンチャー」(44.4%)、「シューティング」(40.4%)、「格闘」(37.4%)とマッチョ系が高い割合で続く=図表5参照

(図表5)直近1年間で遊んだモバイルゲームのジャンル(MMD研究所の作成)
(図表5)直近1年間で遊んだモバイルゲームのジャンル(MMD研究所の作成)

   日本人がアメリカ人を唯一上回ったのは、「育成」だけという結果になった。「育成」とはどういうゲームなのか=再び、図表5参照

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