人生は「予測不能エンターテインメント」
――なるほど。現在放映中のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』のキャッチフレーズ「予測不能エンターテインメント」さながら、とくに若い世代にとって未来は「予測不能」の可能性に満ちていると言えるでしょうね。
川上さん「そのとおりです。繰り返しになりますけれど、投稿者さんを打算的と見る人もいるようですが、私はそうは思いません。むしろ5年もの間、彼氏の人となりの魅力を見続けてきた一途な方のようにお見受けします。
ただ、いざ結婚を意識した時に初めて経済的なことを考えたり、その際にネットで見ただけの数値を基準にしたりと、ところどころに幼さを感じます。
結婚後のお金が気になるのであれば、まずは想定される出費を洗い出してみて、具体的にいくら必要になりそうかを算出してみてはいかがでしょうか。
また、彼氏もまだ20代半ばで、決して人生経験が豊富と言えるほどの年齢ではありません。投稿者さんも彼氏も、共に成長していこうと思えるのであれば、早いタイミングで結婚して一緒に人生経験を積んでいくという選択もあってよいと思います。
もし、今その踏ん切りがつかないようであれば、焦らずお互いに人生経験を積みながら、一緒にほどよいタイミングを見つけていかれればよいと思います」
――彼氏を一途に好きだったことを思えば、すぐに「別れる」という選択はないということでしょうか。
川上さん「結婚し家庭を持てば、投稿者さんは独立した世帯の運営者になります。お子さんができれば、親として子どもの育成に責任を負うことになります。結婚されるか否かは別として、少なくともいまお付き合いされている彼氏は素敵な人で人生のパートナーになる可能性がある人です。
結婚したらどんな生活がしたいのか、投稿者さんご自身が新たな家庭を築く主体者としてイメージしたうえで決断され、ぜひ幸せをつかんでいただきたいと思います」
(福田和郎)