3連休を前にした2022年9月22日、政府・日本銀行が円買いドル売りの為替介入に踏み切った。FOMC(米連邦公開市場委員会)が0.75%の利上げ、日銀が政策金利の据え置きを、それぞれ発表。金利差の拡大により、1ドル=145円台後半まで円安が進んだタイミングで実地した。円買い介入は24年ぶり、一時は5円ほど円高に振れ、140円台にまで巻き戻した。
しかし、米国は年内の大幅利上げを示している。日米の金利差拡大の基本的な構図に変化はなく、ドル高・円安の流れは続きそう。どうなる!? 今週の株式・為替マーケット!
東京株式市場 28日に権利付最終日
日経平均株価予想レンジ:2万6000円~2万7500円
2022年9月22日(木) 終値 2万7153円83銭
今週の東京株式市場の日経平均株価は、軟調か。
前週の東京株式市場の日経平均株価は、続落した。21日のFOMC(米連邦公開市場委員会)で0.75%の利上げが決定。この利上げは相場に織り込まれていたが、政策金利見通しがさらなる大幅利上げの可能性を示したことで、米国株が大幅下落。日経平均株価も大きく値を下げた。
今週の日経平均株価は、軟調な展開となりそうだ。米国の政策金利見通しがさらなる大幅利上げの可能性を示したことで、米国株の下げが止まらない。東京株式市場が休場だった23日の米国株も大きく下落しており、週明けは大幅な下げが予想される。日経平均株価は2万6000円割れも覚悟した方が良さそうだ。
また、今週は9月期末を迎えるため、28日に権利付き取引の最終日(株主の権利を得るための最終取引日)となり、積極的な買いも期待できるが「焼石に水」となる可能性も。しばらくは、米国の景気動向に相場は左右されることになりそうで、米国の経済指標には注目する必要がある。